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2008年7月

もう一つの祇園祭3

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 田島祇園祭の締めくくりは、女性たちのスナップなどの紹介です。笑顔がとても魅力的なお嬢さん。

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 行列終了後の記念写真。これだけ花嫁姿が揃うと、さすがに壮観です。

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 子供たちの表情も晴れ晴れとしています。

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 島田に角隠しをつけた日本髪は優雅の一言!

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 こちらの女性からは、凛とした気品さえ漂います。

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 行列・神事が終わり、帰路に着く人たち。のどかな雰囲気でした。田島祇園祭は毎年7月中旬に行われます。来年は皆さんも是非お出かけ下さい。

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もう一つの祇園祭2

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 祭りでは、夕方から夜にかけて屋台が運行され、子供歌舞伎が上演されます。これは源平の戦いで敗れた平家の末路を演じています。役者は地元の小学生から高校生たち。

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 長期間にわたって練習した成果を観衆にお披露目しています。戦後しばらくは後継者難から途絶えていましたが、平成6年に120年ぶりに復活し、現在に至っています。

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 こちらは地元の城・鴫山城の盛衰を描いた物語です。

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 夕刻の屋台。町内を4台の屋台が子供たちを乗せて練り歩きます。

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 夜になると、屋台は一層の輝きを増して、祭りは佳境を迎えます。

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もう一つの祇園祭1

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 祇園祭というと京都と小倉が有名だが、実はもう一つの祇園祭がある。先日その祇園祭に行ってきたので、早速紹介しよう。福島県・会津。会津若松市の南にある南会津町で、毎年7月に行われるこの祭り「田島祇園祭」は、820有余年の歴史を持つ。中でも五穀豊穣を祈念する七行器行列は国の重要無形民俗文化財に指定されており、花嫁姿の女性たちが優雅に行列する姿は、まさに絢爛たる華やかさにあふれている。その模様をどうぞ!

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 まずは着付け。当日の午前3時前から美容院に行き、未婚女性は「島田」既婚女性は「丸まげ」に髪を結う。普段は活発な女性もこの瞬間から優雅に変身する。

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 今年は地元の学校で英語を教えるALTの外国人先生も参加。行列出発前の記念撮影。

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 花嫁姿の女性との“国際交流”も 見受けられた。

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 子供たちも着飾って、出を待つ。

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 いよいよ七行器行列の出発。かみしも姿の男性陣が先陣を受け持つ。

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 七行器(ななほかい)とは、7つの器のことで、お神酒、赤飯、鯖などの神に奉納する供物を入れて神社に運ぶ儀式だ。

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 女性たちの凛とした姿に、沿道を埋め尽くした観衆からは大きな拍手が沸いた。(続く)

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ボッティチェッリ

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 今日は番外編です。というのは、ブログの先輩・みっちょんさんがドイツ、チェコの旅から帰ってきてコメントしてくれたのですが、そのコメントにあるボッティチェッリのヴィーナスのちょっと変わった写真を皆さんにも紹介します。この絵はベルリンの美術館にあるものですが、日本の展覧会場となった東京国立博物館前のポスターにちょうど桜の花がかかっており、思わずシャッターを切ったものです。

 絵そのものと、詳細で楽しい彼女の旅行記は、彼女のブログ「イタリア留学絵日記」でご覧下さい。右側の「お気に入りブログ」から入れます。

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 桜の写真を撮ったときに、同じ上野で開かれていた「ラ・トゥール展」のポスター。これは「いかさま師」という絵ですが、 2年前の冬パリのオランジェリー美術館でこの絵に再会しました。日本では大混雑でゆっくり鑑賞できなかったのですが、パリではそれほど混雑しておらず、存分に堪能できました。

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 ラ・トゥールの作品は日本では唯一上野の国立西洋博物館に一点だけあります。「聖トマス」。特別展では撮影禁止でしたが、今はノーフラッシュならば常設展の絵は撮影可能です。これは今開かれている「コロー展」を見に行ったときに撮らせてもらったものです。

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 こちらがコローの代表作「真珠の女」です。本物の絵ではなくポスターの複写ですが(こちらは特別展なので・・・)。ルーブルにあり、その姿から「コローのモナリザ」と呼ばれています。タイトルは「真珠の」となっていますが、額の真珠のようなものは実は髪飾りの影です。でも優雅ですよね。

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不思議な雲

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 今日は不思議な雲の特集です。最初は2年前の12月、ヴェネツィア・サンマルコ広場で朝焼けの風景を撮ろうと出かけた時のこと。カナルグランデの先のレデントーレ教会の上空から教会に向けて一条の雲が急降下してきた。すわ!飛行機事故か・・・と身構えたら、雲はこの時点で消えてしまった。ちょっとデンジャラスな雲の線だった。まあ、事故にならなくてよかった。でも本当に落ちてきたら、スクープ写真になったかも。

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 こちらは去年の夏。朝日の昇る少し前にリド島方面になにやら雲のかたまりが浮かび上がった。よく見るとまるでヴィーナスが天空でダンスをしているような姿が!とても神秘的な光景だった。

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 これはヴェネツィアではなく、アルプスのふもとミズリーナ湖の湖畔。昼食を済ませて外に出たら、空に大きな鳥が羽を一杯に広げて飛び立つかのような雲が現れていた。千変万化の雲は旅の思い出をさらに豊かなものにしてくれる。

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カルミネ教会・同信会

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 ドルソドーロ地区の教会巡りに戻ろう。サン・セヴァスティアーノ運河はカルミニ運河に突き当たって合流するが、その運河沿いに右に曲がって少し歩くとカルミニ広場にあるカルミニ教会がみつかる。

 この教会は14世紀に建立された。中に入って驚くのは柱が赤い布で覆われていること。重厚な華やかさで満たされ、気持ちが高ぶる感じがする。私が訪れた時は、プロと思われる歌手が一人でオペラの練習をしていた。室内に張りのある声が響き渡り、さすがヴィヴァルディの故郷、といった雰囲気だった。ただ、絵画作品などは地味なものが多いようだ。

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 それに引き替え、教会の横にあるカルミニ同信会(スクオーラ・グランデ・デイ・カルミニ)は、ジャンバティスタ・ティエポロの作品の宝庫だ。2階大広間の天井にはティエポロの傑作の1つ「聖シモン・ストックに現れる聖母」の大きな絵が描かれている。画面左下にひざまずく13世紀のイギリスの司祭・聖シモンのところに、上空から聖母が現れて、スカプラリオ(肩衣)を差し出す光景だ。聖母といえば「被昇天」で天に昇っていく絵がほとんどなのに、この絵は天から降りてくるという非常に珍しい構図をあえて選んだものだ。聖母の神々しさが際立つ作品だ。

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 ティエポロの作品をもう一つ。英語の解説書では「fortitude and justice」というタイトルがついているが、「堅忍と正義」とでも訳すのだろうか。軽快で躍動感にあふれた構図がとても面白い。

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 1階の部屋にはこんなハンサムな青年の像もあった。冬だったせいか1時間近くここで鑑賞していたが客は私一人だけ。贅沢な時間をいただいた思いだった。1階に降りたら入口のチケット売り場にいたシニョーラ2人のおしゃべり声がビンビン響いてきたのだけが、ちょっと残念だったけれど・・・。

 ドルソドーロ地区の教会巡りはひとまずこれで終了。次はどの地区に行きましょうか。

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フェイスペインティング

 このところちょっと硬い内容が続いたので、今日は柔らかい写真をお見せしよう。ヴェネツィアのカーニヴァルでは仮面を被った人たちが街中にあふれるが、仮面でなく、顔にペインティングを施した人たちも続々広場に集まる。これらの人たちは大半が観光客だが、祭りに直に参加した気分が味わえる。私が出会ったペインティング女性ベスト3は以下の通り。

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 まずはサンマルコ広場で出会った2人組。「写真を撮ってもいいですか?」と聞くと、2つ返事で快諾してくれた。とてもチャーミングな笑顔だった。

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 この2人は、カーニヴァルの時期ではなく、クリスマス直前のころ。リアルト橋近くの中華料理店に入ったら、向こうから「写真を撮って」とリクエストされた。食事中もはしゃぎっぱなしでヴェネツィアの旅を満喫していた。

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 こちらはカーニヴァルの時。溜息橋の近くでいくつものペインティングの出店が出ていたが、そこで書いてもらい始めた少女。高校生くらいの年代は本当にかわいい少女が多い。

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 この女性は上の少女にペインティングを施していた職人さん。上の写真を撮る数十分前で、お客が来る前に自らにペイントしていた。ちょっと歌舞伎の隈取にも似ているようで・・・

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サン・セバスティアーノ教会

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 ザッテレ海岸通の西端付近、バポレットのサン・バジリオ停留所から右に曲がって、セバスティアーノ運河沿いに少し行き、左の橋を渡ると、サン・セバスティアーノ教会にたどり着く。この辺はヴェネツィアでもあまり観光客は来ない場所だが、実は非常に興味深い教会だ。何とパオロ・ヴェロネーゼの絵で埋め尽くされた教会なのだ。

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 これは天上画「アハミュエロスに女王の冠を授けられるエステル」。旧約聖書外典・エステル記から取ったもので、アハミュエロス王が全国から集められた美人の中からエステルを王妃に選ぶという物語を題材にしている。このころ、有力な部下・ハマンがユダヤ民族絶滅の陰謀をめぐらせ、王をも巻き込もうとしており、エステルはわが身を省みず王に計画中止を訴え出る役割を担おうとしていた。そんな波乱に満ちた状況を背景に持つ戴冠の絵を、右上から左下に斜めのラインで画面を切り取った不安定な構成で作り上げている。

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 一方、別室にある「聖母の戴冠式」は、中央にひざまずく聖母を配し、安定した構図で描かれている(写真が傾いているのは、単に撮影者の技術の問題です)。聖母の優雅さと飛遊する天使の愛らしさも、見所の一つだ。この他にも中央祭壇右壁の「聖セバスティアンの殉教」など、いずれもヴェロネーゼ絶頂期の華麗な作品がずらりと並んでいる。こんな場所にも美術の授業で習ったような大画家の作品に出会えるのもヴェネツィアの教会めぐりの面白く、奥深いところだろう。

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サンタ・マリア・デッラ・ヴィジタツィオーネ教会

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 ジェズアーティ教会付近の海岸はザッテレといい、ヴェネツィアにしては珍しく広々とした通りになっている。道に置かれたベンチに座って新聞を読む紳士や買い物帰りに談笑する主婦たちの姿も良く見かける。ベンチで運河を通り過ぎる観光船などを眺めながらジェラートをほおばっていると、ゆっくり流れる時間の優しさに触れることが出来るような気がする。

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 さて、教会巡りに戻ろう。ジェズアーティ教会のすぐ隣りに、もう一つの教会がある。このヴィジタツィオーネ教会は、何とも小さくて質素な建物だが、中に入って天井を眺めると、空間を埋め尽くす人物画に驚く。ウンブリアの画家による58の肖像画だ。他にも美術品はいろいろあったのだが、ナポレオンが持ち去ったのだという。

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 その代わりといっては何だが、私が入った時には祭壇を使って地元のコーラスグループが合唱練習をしていた。美しいハーモニーが教会内に響き渡って、とても癒される気持ちになれた。神様からのプチプレゼントを頂いたような、楽しい瞬間だった。

 この教会には、「ヴェネツィア・ベスト3」で取り上げた優しいマリア像もある。お見逃しなく!

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