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2008年10月

奈良への旅3

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 翌日は斑鳩に行きました。法隆寺の手前にある法起寺は聖徳太子が法華経を講説したという岡本宮を寺に改めたもの。太子が建立した七つの寺のうちの一つで、三重塔としては日本最古(606年)。もう少しで稲穂が出ようという水田に囲まれたまさに日本の原風景とのいえる印象深い景色でした。

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 じっと見つめているうちに、風になびいた雲が美しい波紋を描きました。

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 帰りがけに、興福寺の夜景を一枚。この五重塔は730年の建立ですが、5回も焼失し、現在のものは1426年に再建されました。法起寺もこれもいずれも国宝です。

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 最後はやっぱりこれでしょう。興福寺の至宝、国宝館にある阿修羅像。少年のような若々しさの中に漂う張り詰めた緊張感。だれもが魅入られてしまう日本が誇る珠玉の仏像です。ただし、撮影は禁止なので複写したものです。

 また、時々は日本の風景を紹介しようと思っています。

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奈良への旅2

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 奈良の2回目は、東大寺です。東大寺といっても若草山のふもとにいくつもの建物があり、ここは3月の修二会(お水取り)行事で有名な二月堂。ここから眺める奈良の風景はまさに絶景です。

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 山から下りて鹿のいる奈良公園に差し掛かった頃、夕陽が生駒山方面に沈んで行きました。東大寺大仏殿の屋根がちょうど手前となり、雄大なシルエットを浮かび上がらせました。

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 日没後、大仏殿の前にある南大門へ。ここには国宝の金剛力士立像が二体ありますが、こちらは湛慶作と伝えられる吽形ですね。

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 南大門と大仏殿の間にある鏡池の前で大仏殿の夜景を眺めました。イタリアの教会などのライトアップとは違って強烈なインパクトはありませんが、夜の寺社もなかなか風情があります。

なお、友人のshinkaiさんのブログで、私の写真を掲載してもらっています。今回は南イタリアのバロック都市「レッチェ」。イタリアの教会の夜景も何枚かありますよ。右側「お気に入りブログ」欄の「イタリア・絵に描ける珠玉の町村・・・」をクリックしてくださいね。

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奈良への旅1

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 今回はイタリアをしばし離れて、日本の風景を掲載します。先日奈良へ旅する機会があり、その美しさを再認識しました。まずは典型的な古都の風景。薬師寺に昇る朝日が手前の大池をこんなにも赤く染めていた。

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 薬師寺東塔の先端に飾られた水煙の美しさは、格別なものがある。

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 こちらは春日神社。提げられた灯篭の配列から、リズミカルな響きが聞こえてきそうだ。

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 奈良といえば、鹿。その角が逆光を受けると輪郭が優雅に浮かび上がる。

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サン・ザッカリーア教会3

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 この教会にはいろいろな彫像も飾られている。まずは入口近くにある老人像。なかなか威厳に満ちた表情だ。

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 こちらは祭壇側に立つ聖人像。シルエットが美しい。

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 入口左側のキリスト磔刑像。闇に浮かび上がる姿が印象的だ。

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 教会を出て左に進むと、すぐにスキアヴォーニ河岸に出る。冬の夕方河岸に出たとき、ちょうど夕陽がサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の後ろに沈む直前で、とても素晴らしい光景を目撃することが出来た。

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サン・ザッカリーア教会2

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 幼子イエスを抱き、かすかにうつむきながら物思いにふけるマリアの表情は、憂いを帯びながらも高潔で美しい。一方、バイオリンを奏でる天使の不思議なまなざし、両端の聖人の、自らの殻に閉じこもったような沈思の状態など、謎めいた描写も随所に見られる。しかし、何といっても朱系統の色彩を効果的に使った華やかな明るさが聖母から両サイドに広がっており、見る者を引き付けずには置かない。ベリーニの祭壇画の到達点といわれる名画だ。通常は室内が暗いので、0・5ユーロでスポットライトを点灯しないと、詳しい鑑賞は不可能だ。

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 向かい側、教会入口から見ると右側の壁面も、さまざまな絵で覆い尽くされている。まるで絵画の洪水の中に身を置いているかのようだ。

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 その中でも、主祭壇に近い側に位置する絵画はキリスト誕生の瞬間を描いている。この聖母マリアはベリーニの絵の神々しさとは違い、こぼれるような優しさに満ちている。こちらの側はとても暗いうえ、スポットライトがないので、しっかり近づいて見る必要がある。

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サン・ザッカリア教会1

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 フォルモーザ広場の奥、ゴンドリエたちがよく客待ちをしている橋を渡って南に向かおう。細い路地を歩いていくと、リストランテのテラスがある少し広めのサン・プロヴォーロ広場に出る。ここで左に聖母子像のレリーフが掲げられている門が見えたら、そこがサン・ザッカリア広場だ。

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 門をくぐるとサン・ザッカリア教会の建物が目に飛び込む。1105年の大火災で一旦は焼け落ちたが、再建された。現在のものはマウロ・コドッチが1515年に完成させたゴシック様式の建物だ。最上部の半円形のファザードが美しい。2007年に修復が完了し、とてもきれいになった。

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 ここではジョヴァンニ・ベリーニの取って置きの名作と出会える楽しみが待っている。入って中ほどの左側の壁面に「玉座の聖母と諸聖人」はある。ジョヴァンニの祭壇画の到達点ちいわれる名画だ。華やかな絵画のオンパレードのような壁面の中でも、一際輝いている。

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