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サン・ミケーレ島

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 教会巡りの途中、ブラーノ島からの帰り道にお墓の島・サン・ミケーレ島に立ち寄った。ここは島全体がヴェネツィアのお墓になっている。中でも最も印象的だったのがこのお墓だ。ヴァレンティナ・ディアナさんというバレリーナの女性で、若くして亡くなったことから、遺族がこの墓を建立した。金色のバレーシューズが供えられ、華やかな舞台の写真も添えられている。涙を誘う光景だ。

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 墓地に入った瞬間、全体が花で埋め尽くされた全景に圧倒される。よく見るとそれらの花はほぼすべてが造花。だから、一年中季節を問わず花で覆われている。このような風景はあまり見ることが出来ないもので、ある意味必見の場所ともいえるだろう。

もともとは本島の各教会の墓地に埋葬されていたのだが、18世紀に衛生上の理由などから政府が一斉にこの島に“移住”させたのだという。

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 壁に花束が並ぶのは合同の納骨堂。こちらの埋葬は火葬ではなく土葬のため、一旦墓石の下に埋葬された後2年後に掘り出される。というのはこの島ももう定員オーバーの状態で、敷地がなくなっているからだ。その後、再埋葬の費用を支払って永代供養が可能になるのだという。

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 有名人の墓もある。こちらは作曲家ストラビンスキーの墓。左が本人で右は奥さん。石でト音記号が描かれているのでわかりやすい。

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VENEZIA 教会巡り」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
ヴェネツィア本島以外に行ってみたいです。
サン・ミケーレ島の墓地、凄い数ですね。

投稿: yukitan | 2009年4月 7日 (火) 04時15分

yukitan様
コメント有難うございます。ヴェネツィアは本島以外にもいろいろ面白いところがありますよ。バポレット(乗合船)の1日券を買えばその一枚でほとんどの離島に行けるので、時間があれば是非試してみてください。
 貴方のブログも拝見しました。それにしても世界中を旅していらっしゃるのですね。驚きました。旅行関連のお仕事なのでしょうか?

投稿: gloriosa | 2009年4月 8日 (水) 23時20分

初めまして。
2010.01.28~2010.02.09までヴェネツィアからドイツに渡り、ゴシック建築の教会巡りをしました。


ヴェネツィアには二泊して、一日はフィレンツェに行く予定をしてましたが、ヴェネツィアの街並みの美しさに魅了されて三日間、ヴェネツィアに滞在することにしました。

サン・ミケーレ島は「ARIA」という漫画・アニメで知ってましたが、実際のサン・ミケーレ島に関する情報が乏しく写真もなく、このサイトを見つけたのは偶然でした。

それまでは、だだの市営の墓地で何もないトコだと思っていたので、写真をみたときは衝撃的でした。

1枚目のお墓は写真と何ら変わることなく、今も同じで、ただ、そこで立っているだけで故人に対する強い愛情を感じずにはいられなくて、ホロっと泣いてしまいました。

写真には紹介されてませんでしたが、子供のお墓らしき場所もあって、お墓の上に天使の置物が添えてあり、その天使の温かい(まるで天使に見守られているような)その光景に感情を抑えきれずにボロボロと泣いてしまいました。

言葉も文化も違う国でも、愛する人を悲しみ慈し
む心は同じなんだなぁ・・・と。

自分も写真を撮ろうとしたのですが、入口に撮影ご遠慮ください看板があったのと、隠れて撮る勇気もなく、この美しい場所(お墓なのに、失礼な表現ですが・・・)を上手に撮る自信がなかったのが本音なのですが(笑)

それと、ここに眠る人たちに「写真を撮らなかった代わりに、またいつの日か来ていいですよね?」と勝手に約束して立ち去りましたが、迷子になりました(笑)

美しい景色の迷宮と言ったところです。

勝手な約束をしたから、「帰さない」なんて意地悪をされたのかも知れませんね(笑)

このサイトの写真を見なければ、サン・ミケーレ島も対岸からみて終わってたのかも・・・そんな気がします。

自分の代わり(?)に写真を撮って紹介して下さり、いろんな感謝の気持ちを込めて。


ありがとうございました。

投稿: marginal village | 2010年2月11日 (木) 07時05分

marginal village様
心に沁みるコメントを有難うございました。私もイタリアの友人の家族が亡くなられて、この島に埋葬されたということから、訪れることになったものです。場所(あるいは人)との出会いは何気ないきっかけから始まるのかもしれませんが、それもまた、ある意味必然の衣を纏っていることも多いような気がします。
 3年前には「撮影ご遠慮を」の看板はなかったような気がしますが・・・まあ、今となっては時効でしょうか。
 ハンドルネームから察しますと、小さな村などがお好きなのでしょうか?そのうちイタリアの小さな田舎も紹介しようと思います。また気が向いたらご訪問下さい。

投稿: gloriosa | 2010年2月12日 (金) 20時39分

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