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2010年10月

ヴェネツィア散歩  ラグーナの夕暮れ

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 あなたは 子供の頃

 空を飛びたいと 

 思ったことは ありませんか

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 はるかに青い 大空を見上げて

 ため息をついたことが ありませんか

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 鳥のように 空を・・・

 イカロスの神話に似て

 それは 叶わぬ夢なのかもしれません

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 でも その思いを抱いた時の

 胸の奥に 燃え上がる

 切なく甘い 情熱が

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 とてもいとおしく 思えるのです

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 飛び上がろうと 土を蹴ったときの

 確かな 大地の感触

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 かすかに 風をとらえた瞬間の

 めくるめく 恍惚感

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 またたく間に思い知る 力の限界

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 そんな経験を通して 初めて

 人は 優しくなれるのでしょう

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 心の痛みを抱いて 初めて

 夢見ることを美しいと 思えるのでしょう

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ヴェネツィア散歩 ラグーナを渡ってキオッジャへ

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 ある晴れた日、ラグーナの南端にある町キオッジャに出かけた。ここに行くのは少し面倒だが、行ってみると変化に富んだ断然お勧めの小旅行になる。まず、ヴァポレットに乗ってリド島に。船着き場から前の広場を突っ切ってまっすぐサンタ・マリア・エリザベッタ通りに出ると11番のバス停があるので、それに乗ってリド島終点のマラモッコまで行く。そこにカーフェリーが待っているのでバスごとフェリーに乗ってペレストリーナへ。ここからは別のヴァポレットでキオッジャのヴィーゴ広場に進むというコースだ。トータルで1時間ちょっと。こんなにいろいろの乗り物に乗れるのに、ヴェネツィア本島で買ったヴァポレットの1日券さえあれば往復とも自由に乗り降りできるというお得な小旅行だ。

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 ペレストリーナからの船ではラグーナにある養殖の施設やキラキラ光る海面を見ながらゆったりと日向ぼっこ。

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 とても気持ちが安らぐ時間だ。

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 ヨットにもしばしば出会う。

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 日差しがうららか・・・・

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 キオッジャに着いて街を歩いていると、教会鐘楼のてっぺんにラッパを吹く天使を見つけた。

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反対側に回ったら、青空をバックにした天使像が撮れた。ローマ人が建設したキオッジャは古い歴史を持ち、14世紀までは繁栄した都市だった。しかし1380年にヴェネツィアとの戦いに敗れて衰退していった。だが、最近では主産業の漁業のほかにも観光産業が進展し、美しいビーチのあるソットマリーナ地区には70件以上ものホテルが営業しているという。ローマ広場からバスに乗って陸地沿いにキオッジャに来る時は、キオッジャ中心街に着く前にソットマリーナを通る。私が最初にキオッジャに来た時、ソットマリーナがあまりにも賑やかで、ついバスを降りてしまい、迷子になった経験がある。

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 この日は全く風がなく、運河の水面もまるで鏡のようになめらかだった。それで、水に映る建物群が完全にゆがみもなく反射され、美しいシンメトリーを創っていた。最初に掲載した写真も同じ通り沿いの町並み。

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 ラグーナの街だけに船も運河沿いに沢山並んでいる。

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この町の中心的存在、サン・ドメニコ教会。中にはカルパッチョの聖パウロ像もある。以前ここを訪れた時神父さんに丁寧にいろいろ説明してもらったことがある。だが、当時はイタリア語を習い始めたばかりだったので、ほとんどわからなかった。(今でも似たようなものだけれど・・・笑い)

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 街中散歩をしている間に、ようやく夕焼けになってきた。キオッジャに来た最大の目的は、ラグーナを染める夕陽を見ること。これからまた船に乗って夕陽のラグーナクルーズに出発だ。それは次回のお楽しみ。

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ヴェネツィア散歩 シャドウズー陰影礼讃

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 先日六本木の国立新美術館で開かれていた「シャドウズー陰影礼讃」という展覧会を見てきました。陰影が絵画や写真にどのように効果的に使われているかといった興味深い展示会でした。そのタイトルをいただいて、今回はヴェネツィアの街でみかけた陰影のいろいろを。

 この写真は早朝散歩の途中で見つけたフェンディの店のマネキンのシャドウ。まだ店は開いていないけど、室内につけてあったライトが手前のマネキンを浮かび上がらせていた。

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 こちらも同じ3月22日通りにあったヴェルサーチの店のショーウインドウ。かえってシルエットで浮かびあがった方が美しく感じるかも。

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 リアルト橋のたもとにあるガラス工芸店。ヴェネツィアングラスの作品が青い闇の中で静かに輝いていた。

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 橋の欄干の曲線模様がシルエットで路面に写っていた。クエリーニ・スタンパリア美術館横で。

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 こちらは現在フランケッティ美術館となっているカ・ドーロの2階の窓枠。ここから見下ろすとカナルグランデの風景とすぐ向かいにある市場が手に取るように眺められる。この変形十字の形はドゥカーレ宮殿などでも使われていたように記憶している。

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 サルーテ教会に行く手前にポルティコがあるが、その通り道でミュージシャンがギターを演奏していた。そのシルエットがちょっと面白くて一枚。

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 こちらはザッテレの倉庫を利用してオープンした美術館から出て行こうとするカップル。完全なシルエットにはならなかったんだけど、男性の服装のダブダブ具合と女性の見事なスタイルの対比が捨てがたい!!!

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ヴェネツィア散歩 サンマルコ広場の夜明け

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 朝、まだ暗いうちに目覚めた。窓を開けると涼やかな風が部屋に海の匂いを運びこむ。今日もよい天気になりそう。さあ、パッセジャータに出発だ。

 メルチェリエの通りからサンマルコ広場に入ると、大聖堂のファザードが黄金色に浮かび上がる。

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 そして鐘楼の雄姿。何百年も変わらない壮大な空間を独り占めに出来る時間帯が、早朝にはある。

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 小広場の端まで歩くと、カフェの椅子越しにサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が・・・

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 春の夜明けは早い。ブルーだった空が次第に赤みを増してきた。

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 スキアヴォーニ河岸の奥の方から朝日が昇ってくる。

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 ゴンドラたちはまだ眠ったままだ。

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 と思ったら、さざ波に揺らされて、舳先が目覚めのリズムを刻み始めた。

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 マッジョーレ教会の上空もピンクに染まって、朝が訪れる。

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 そんな静けさを破るように、豪華客船が霧笛を一つ鳴らして旅立って行く。アドリア海を渡ってドブロヴニクへでも向かうのだろうか。

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 日差しが強くカナルを照らし始める。

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 空は再び新しい青を得て、VENEZIAの悠久の歴史は、またたゆみない歩みを始めようとしている。

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ヴェネツィア散歩 サルーテ教会を眺める

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 ヴェネツィアのランドマークって何だろう?と知人たちに聞いてみたら、圧倒的に次の3つの建築物が挙がった。サンマルコ大聖堂、リアルト橋、そしてサルーテ教会。いずれも甲乙つけ難いが、姿の優雅さ、かなりの場所から見ることが出来るという点も含めて、個人的にはサルーテ教会が一番好きだ。キャサリン・ヘップバーン主演の映画「旅情」でも印象的に映し出されていた。そのサルーテ教会の、夕陽に染まったシルエットを見た時、こんなに感動的な情景があるのかと、心が震えたことを、今でも鮮明に覚えている。

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 その時のもう一つの記憶は、優雅な曲線を持ったこの街灯のフォルム。ヴェネツィアの職人の心意気を見るようだ。

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 サンマルコ広場から眺めるサルーテ教会は、冬が一番だ。見事にそのクーポラの後ろに夕陽が沈んで行く。神々しいまでの瞬間を見るためだけに何度も広場に足を運んだ。

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 もちろん、その姿は昼間だって素晴らしい。ゴンドラと教会とのツーショットは典型的なヴェネツィア。

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 でもなぜか、私は夕陽の光景に魅かれてしまう。まして、背景の雲がさまざまな光の層を形成し、万華鏡のように千変万化の模様を創る、日没前後のほんの少しの時間帯は至福の瞬間だ。

 このような時間帯の写真は、私の写真詩集「ヴェネツィアの誘惑」にも掲載しています(このブログの書籍・雑誌欄参照)。

 

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東京スカイツリー ライトアップ試験

祝!アクセス5万件突破!!

 このブログへのアクセスが昨日10月14日で5万件を突破しました。2年半前のスタート時は1日10件前後とかいうささやかなアクセスだったのですが、このところは連日100件を超えるアクセスをコンスタントに頂いて、順調に数字を伸ばしています。これも、皆様のお蔭と、感謝しています。今後ともイタリア・ヴェネツィアを軸にしながらも、ヨーロッパ各地の風景を掲載して行きたいと考えています。よろしくお願いいたします。

 ただ、今日は13日夜に試験点灯された東京スカイツリーのライトアップを少々・・・

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 試験点灯のニュースを聞いたので、ちょっと覗いてみました。最初はツリー全面がライトアップされると思い、押上駅近くで待っていたのですが、近所のおじさんが「ライトアップは反対側の一部だけだよ」と教えてくれました。

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 それで急いで業平橋方向に移動すると、こんな感じでツリーの一部だけが光っていました。2000個の照明器具のうち今回点灯されたのは50個だけだそうで、ちょっと寂しい感じ。

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 でも、ライトアップはこの日以外は2012年の完成までお預けだそうで、ある意味貴重な瞬間でした。ちなみにこの日のツリーの高さは488m。634mの完成時の高さまであと146mです。

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ヴェネツィア散歩 アカデミア橋からサルーテ教会へ

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 ある日の夕方、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会に向かった。ライトアップされる教会を間近で見ようと考えたためだ。

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 雲が多く夕陽は全く見えなかったが、橋に差し掛かったころに東の空にほぼ満月の月が昇ってきた。

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 この橋からはサルーテ教会はすぐそこ。運河の先にはっきりと姿を現していた。

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 アカデミア橋は大運河にかかる4つの橋(最近ローマ広場近くに新しい橋が出来、4つになった)のうちの1つで、19世紀に一時は鉄製のまっすぐな橋がかけられたが、1932年にバポレットがスムーズに通れるように太鼓橋に替えられた。その時は急場しのぎに木が使われたが、それが良いということになり、現在まで木橋として機能している。ただ、後に下側に鋼鉄の補強がなされている。

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 橋を下りてベギー・グッゲンハイム美術館の前を通る狭い小路をたどって行くとサルーテ教会のある広場に出る。バポレットで教会前広場に行くことも可能だが、この付近はギャラリーなど美術関係の店が沢山あり、陸地を歩いて行くのも楽しい。到着して間もなくライトアップが始まった。

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 正面のファザードは「ローマ以外で見られる最も偉大なバロック建造物」といわれるにふさわしい偉容を誇っている。

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 向かって左側をアップしてみる。後方に満月が浮かんでいた。

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 運河を挟んで向かい側には5つ星の高級ホテル「グリッティ・パラス」が建つ。ここはヘミングウエイが定宿としていた。いつも3階の角部屋に陣取り、その真下にあるゴンドラ乗り場にいるゴンドリーレたちに来やすく声をかけていたという。

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 その右側に広がる運河と建築群。ほぼ中央部分にバポレット停留所「バラレッソ」があるが、その停留所の真後ろにはヘミングウエイが通ったバー「ハリーズバー」がある。カクテル「ベッリーニ」はここで初めて造られた。

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 青い闇の中にほんのりと浮かび出るサンマルコ広場の鐘楼も、なかなか味わいがある。

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 サルーテ教会の先には安藤忠雄氏が手掛けた美術館が新装オープンし、さらにその先には海の税関がある。税関の天井に立つベルナルド・ファルコーネ作の女神像も、手の届きそうな距離で見ることが出来る。

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 最後にもう一度サルーテ教会の偉容をどうぞ!

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ヴェネツィア散歩  スキアヴォーニ河岸の夕暮れ

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 だいぶご無沙汰していたヴェネツィアに戻ろう。今回はサンマルコ広場から運河沿いに東に延びるスキアヴオーニ河岸を散歩してみた。

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 スキアヴォーニというのはスラヴ人の意味で、この周辺はもともと魚や肉を輸入するクロアチアのダマルツィーア商人が船の荷揚げに利用していた場所だった。角度的にちょうどサン・ジョルジョ・マッジョーレ島の教会鐘楼とサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会のクーポラが正面に並んで見える唯一の場所だ。

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 恋人たちのデートコースにもぴったりのすばらしい夕景が見られる地点でもある。

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 ちょっと陸側を振り返れば、洗濯物が通りを横断して掛けてあったりする。

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 河岸通りはヴェネツィアでは珍しくとても幅広い通りなので、子供たちの遊び場所としても活用される。ここはどんな通りでも全く自動車はない。許されているのは、こうした子供たちの三輪車と乳母車だけ。

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 そして、ワンちゃんの散歩も伸び伸びと。

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 さすがにこのあたりまではゴンドラは来ない。リド島までのバポレットがこの運河の主役級。

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 この時期(4月末)はほぼ真西の方向に太陽が沈んで行くので、スキアヴォーニ側から見ていると、次第にサンマルコの鐘楼に夕陽が近づいて行くように見える。

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 そして、その鐘楼の真後ろに夕陽が隠れる瞬間がある。

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 あっという間に夕陽はサンマルコ大聖堂のビザンチン様式のドゥオモの列の奥に沈んで行く。この上空は、ちょうどヴェネツィア・マルコ・ポーロ空港へ着陸する飛行機の飛行ルートなので、しばしば最初の写真のように低空を飛ぶ飛行機にお目にかかることがある。

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 すっかり日も沈み、間もなく街灯に灯がともる時間が到来する。

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 「さあ、散歩から戻ってイカスミパスタのうまいレストランへ」と、カメラをしまおうとして、ふと上方を見たら、まるで鐘楼の先端の女神が飛んでいくかのような飛行機雲が一筋、線を描いていた。

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スーパーよさこい 下

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 「原宿表参道元気祭スーパーよさこい」の続きです。参加チームは100チームということで、参加人数は数千人にも上る大イベントでした。

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 NHKまえの道路は道の両側に街路樹があるため、踊り手たちの華やかな衣装と緑の樹木とがコントラストをなして、よい雰囲気になります。

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 そして、こんな元気一杯の少女の姿は周りをさわやかにしてくれますね。

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 中でも異色の存在だったのが、富山県から参加した「石楠花舞妙」チーム。おわら風の盆のスタイルで、しっとり。

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 とても暑い日だったのですが、このチームの周りにだけは涼やかな風が吹いていたような気分でした。

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 各チームは先頭のトラック上の歌い手の歌に合わせて踊りを披露していきます。

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 踊りに賭ける気持ちが現れたような真剣な表情が決まっています。

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 このチームの衣装もかなり華やかでしたね。

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 賑やかさではこのチームが一番だったかも。

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 このイベントは毎年8月の終盤に行われるようです。

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スーパーよさこい 上

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 先日行われた「原宿表参道元気祭 スーパーよさこい」という祭りを見ました。その模様を少し紹介します。

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 この祭りは今年で10年目。渋谷、原宿周辺の4会場でよさこいソーランの踊りを繰り広げるのですが、若者中心のはつらつとしたパフォーマンスが見どころでしょう。このチームは「銀輪舞隊」。個人的には一押しの元気さが印象的でした。

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 こんな後ろ姿の決めポーズがピタリと決まっていました。

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 また、最初の女性といい、この女性といい、豊かな表情表現がいいですね。

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 参加チームは約100チーム。表参道ストリートでの踊りが主会場だそうですが、そちらはすごい混雑なので、私はNHK前の道路で見物していました。

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 三条翔波チーム。新潟からの参加なのでしょう。鳴子のリズムが心地よかった。

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 全体のバランスを重視するチーム、個々の活力を全面に押し出すチームなど、それぞれの特色が違って面白いイベントです。

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 菅笠から覗く真剣な表情が美しいですね。

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