クリスマスシーズンのパリ サントシャペル、ノートルダム
パリ発祥の地・シテ島には2つの見どころがあります。その1つがサント・シャペル。ステンドグラスで出来た建物といってもよいほどの宝石箱のような礼拝堂です。
最初、入口が分からずにこの建物に入りました。でも全くステンドグラスは見当たらず、何やら悩み深そうな表情の人たちが廊下を歩いていきます。そのうち黒衣を着た人に出会いました。改めて聞いて見ると、ここは最高裁判所。同じ敷地にあるんです。
やっと入り口を見つけて入った内部は、きらびやかな空間でした。15の窓がステンドグラスで覆われ、旧約、新約聖書の物語1134場面が克明に記されています。
実は、この礼拝堂はキリストの聖遺物を納めるために造られました。ルイ9世がコンスタンチノープルから買い取ったキリストの荊冠(いばらで作った冠。キリストがローマ兵士にこの冠をかぶせられて鞭打たれたという)を持ち帰った後、1308年に完成しました。
しかし、現実にはその聖遺物はノートルダム大聖堂に納められ、この礼拝堂は「からっぽの宝石箱」になってしまったのです。でも、本来の目的が失われても、器そのものの輝きが人を引き付けることだってあるということを、この礼拝堂が実証しているかのようです。
このサント・シャぺルの西側、ポンヌフとの間の小さなドーフィンヌ広場の一角に、かつてイヴ・モンタンとシモーヌ・シニョレが暮らしていたそうです。シャンソンの名手は、哀しくも美しいこの礼拝堂のたたずまいをいとおしく思ったからなのでしょうか。
同じシテ島の東側にノートルダム大聖堂があります。まさにクリスマスということで大きなツリーが正面玄関前に立てられていました。
高い高い空間の聖堂内で、ミサが行われています。臨時のスクリーンを設置した特別な催しのようです。この場所でナポレオンの戴冠式も行われました。ルーブル美術館にあるあのダヴィッドの「ナポレオンの戴冠式」が有名ですね。
邪魔をしないように脇をそーっと巡回します。右側の身廊に回り込み、北のバラ窓を見上げました。聖母像を中心に旧約聖書の預言者などが描かれています。
反対側から南のバラ窓を。北に比べて赤っぽい色のバラ窓です。こちらは世界の終りに現れる黙示録のキリストの周囲に使徒、聖人が集まっています。つまり、北はキリストの最初の出現、南はキリストの最後の出現ということで、この世界の完結を表現しているんだそうです。ただ、遠くからでは描かれた内容が分かりにくいですね。
周回の途中、祭壇裏ににこんなプレゼビオがありました。これもクリスマスシーズン出ないと見れません。
シテ島から離れてノートルダム大聖堂を裏側から眺めます。ゴシック建築の特徴である建物の重みを外側から支えるフライングバットレスの構造がよくわかります。これによって高く美しいバラ窓も可能になりました。
さあ、地下鉄に乗って次の場所へ移動です。こんな世紀末のアールヌーボー様式が500年も前のゴシック建築の近くにあるというのもパリの魅力です。
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コメント
初めまして!!



写真、ものすごく綺麗ですね〜
私もいってみたくなっちゃいました
投稿: mai | 2010年12月22日 (水) 12時27分
mai様
キラキラの美しいコメント、有難うございます。サントシャペルのステンドグラスは、自分の体まであの空間に浮き上がってしまうような浮揚感に満ちていて、お勧めですよ!
これからも楽しい写真を載せようと思っていますので、よろしくお願い致します。
投稿: gloriosa | 2010年12月22日 (水) 21時19分
初コメです!
シャペルのステンドグラス、とても立派ですね(゚▽゚*)
投稿: ガンガン ガン速 | 2010年12月24日 (金) 07時26分
ガンガン ガン速様
サントシャペルは、それほど大きな空間ではありませんが、ステンドグラスのせいで無限の広がりを持つような気分になりました。チャンスがあればどうぞ一度!!!
投稿: gloriosa | 2010年12月24日 (金) 21時25分