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2011年2月

ヴェローナ 隕石落下?

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 12月にヴェローナに行くと、びっくりするような光景に出会う。何じゃこら?でも、説明は後ほど。

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 街を取り囲むアディジェ川はアルプスに源を発し、ヴェローナを通ってアドリア海に注ぐ。この街の周りで大きく蛇行する流れがヴェローナに清らかな潤いとアクセントをもたらしている。

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 ドイツやオーストリアなど北方の国からイタリアに来るためにはアルプスのブレンナー峠を越える。イタリアに入って初めての都市がヴェローナだった。モーツアルトもゲーテもみなこのヴェローナを訪れている。

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 街の北側にあるピエトラ橋を渡り、テアトロ・ロマーノの丘に昇ると、旧市街を一望できる。この教会はサンジョルジョ・イン・ブライダ教会。大きなクーポラが目印だ。

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 テアトロ・ロマーノ(ローマ劇場)も紀元1世紀の建造物。アレーナよりは小規模だが夏には劇やバレエなどいろいろな催しがある。この日も夜の行事に向けて舞台を仕上げている最中だった。

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 丘の上は考古学博物館になっていた。ギリシャ・ローマ時代の彫刻などが陳列されていたが、この彫刻の衣のひだなどは見事なものだった。それで結構時間をかけて見てしまった。

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 一方、街の西側にあるカステルベッキオは市立美術館として一般公開されている。1400年代の城跡だが、近年修復されている。その修復と改修を行ったのがカルロ・スカルパ。この階段などは中世の石の重厚さとスカルパ特有の軽快な直線を使った手摺のすっきりした意匠が、とてもマッチして心地よかった。

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 ここからは別の年に行った冬のヴェローナ。アレーナからはアルプスから続く山並みをこんなに近くに見ることが出来る。

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 ブラ広場には100を超すテントのクリスマス市が立ち、市民たちで大賑わいとなる。

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 中にはイノシシの肉もジビエ料理の材料としてよく売れていた。頭のはく製は売っていたかどうかは聞くのを忘れてしまった。

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 こんな美人のお姉さんも。

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 アレーナの外壁が夕陽に染まってオレンジに色づいていた。

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 広場の反対側に行ったら、ありゃりゃ、これは何だ!巨大錨?

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 日が暮れてライトアップされてようやく正体が判明!これはクリスマス市の時期に恒例となった「流れ星の軌跡」。このライトアップ見たさに周辺の町からも観光客が来るという。確かにこの巨大流れ星は一見の価値はありますね。

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 日暮れ時の広場は、なぜか懐かしい香りがした。何の前兆もなく、私は「夕焼け小焼け」の童謡を口ずさんでいた。自分でもビックリ。

 これでヴェローナ編は終了です。来週早々、中欧に出かけますので、1か月ほどブログはお休みします。またイタリアとは違った新しい風景をお届けしたいと思っていますので、少々お待ち下さい。

 

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ヴェローナ ロミオとジュリエットの街

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 今回はヴェローナの街を歩いて見よう。鉄道駅から中心地までは結構遠いので市バス11,12,13番でアレーナのあるブラ広場に直行する。ここからは歩きが便利だ。アンフィテアトロ通りを北上すると、「ジュリエッタの家」に着く。シェークスピアのタイトルだと「ロミオとジュリエット」となっているが、イタリアでは「ロメオとジュリエッタ」となる。石の門をくぐると、右側の壁一杯に何やら紙が沢山張り付けてある。よく見るとこれは恋の願い事が叶うようにと張り付けられたものだ。いわば日本の絵馬。でも、あの物語は悲恋に終わっているので、はたして願いは成就するのかどうか?

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 庭の正面奥に立つのがジュリエッタの像。彼女の右胸にさわると、これも幸せな結婚が出来るとか・・・。もともと13世紀前半にヴェローナでは教皇派のモンテッキ家(小説上はモンタギュー家)と皇帝派のカプレーティ家(同キャピュレット家)という名門同士が激しく対立していた。それを下敷きにしてシェークスピアが劇化したのが世界中に広まったということらしい。ちなみにシェークスピアはヴェローナに来たことはなかったという。

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 これが、「ロミオ、あなたはなぜロミオなの」と、下に居るロミオを見つめながらジュリエットが嘆いたというバルコニー。どうもこのバルコニーももともとはなかったものを後で造ったものらしい。ヴェローナとしてもシェークスピアに乗っかって観光名所にしてしまったようだ。この時は可愛い少女が見下ろしていた。

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 そこからすぐ西側にはシニョーリ広場がある。中央にダンテの像があり、別名ダンテ広場とも呼ばれる。政治的問題でフィレンツェから亡命してきたダンテがこの地でしばし生活した。なお、ダンテの墓はここではなくモザイクで有名なラヴェンナにある。

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 広場奥のレンガ色の建物がスカラ家の宮殿。この広場が中世ヴェローナのの政治の中心だった。

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 実はこの広場にはもう一つの有名な像がある。ダンテ像よりずっと上方のアーチ型門の上、小さなボールを抱えたジローラモ・フラカストロというルネサンス期の文学者。「このアーチの下をくぐる、最初の正直者の頭上にジローラモのボールが落ちる」という伝説があるらしい。ただ、今でもボールが落とされていないということは、ヴェローナの住民はみな正直者ではないということになってしまうのだが・・・。

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 さらに進むともうひとつのエルベ広場に出る。こちらには白テントの露店が並んで庶民の広場といった雰囲気だ。

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 すぐ北にあるのがスカラ家の廟。ヴェローナの名門貴族だ。それにしてもそそり立つような珍しい形の霊廟だ。

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 この街で最も大きい教会、サンタナスターシア教会に行ってみよう。アディジェ川のほとりに建っている。ほっそりした鐘楼は1481年の完成だ。

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 中に入ってすぐの柱にはせむし男が水盤を背負ってしゃがんでいる。その苦しそうな表情が、ちょっとかわいそう。

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 天井は12本の赤大理石に支えられてヴォルトのアーチが優雅さを強調している。

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 ステンドグラスもすっきりとした美しさだ。次回はローマ広場に移動しよう。

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ヴェローナ 野外オペラを見る2

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 この日の演目はヴェルディの名作「アイーダ」。エジプトにその身分を隠して捕われたエチオピア王女アイーダと、彼女との恋に落ちたエジプト軍指揮官ラメダス、そのラメダスを恋慕うエジプト王女アムネリスとの三角関係を軸とした一大スペクタクル。アイーダをフィオレンツェ・チェドリンス、ラメダスをサルバトーレ・リチトラが演じた。

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 午後9時、照明が消されると、最初の素敵なハプニングがあった。暗くなった会場内で、階段席の観衆が一斉にろうそくの灯をともしたのだ。闇の中を蛍の大群が乱舞するかのように会場の円周に沿って輝いた。私たちは平土間席だったのでわからなかったが、階段席だと、入場する時に一人一本ずつのろうそくを渡されるのだという。

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 舞台中央の高さ10mはあろうかというピラミッドは、黄金のライトに照らされて、まさに砂漠にそびえる天空の塔として浮かび上がった。

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 少し経つと、ライティングが変わり、ブルーの幻想的な色彩に。さらにピラミッドが回転した!ファラオの像が横向きから正面に変わり、一層迫力を増してゆく。

 このアレーナのオペラは1913年、ヴェルディ生誕100周年記念の年に初めてオペラの舞台として使用開始された。その時の演目もやはりアイーダだった。

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 午後9時45分、舞台正面左奥から月が昇ってきた。野外劇という特徴を最大限に生かすためには、自然をどう取り込むかだが、この劇場は月の昇る方角に舞台を設定した。心憎いほどの演出が、天候に恵まれて見事に発揮された瞬間だ。

 実は満月の日に合わせて予約をしようと考えたのだが、その日はアイーダではなかったので、「満月に一番近い日のアイーダ公演を」と、十三夜のこの日に予約を入れて、ひそかにこの瞬間を待っていた。ああ、実現してよかった!

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 10時を過ぎると、月もちょうど舞台中央の上空にさしかかり、オペラもどんどん白熱して行く。アイーダ役のフィオレンツァ・チェドリンスの透き通るほどのソプラノは、ため息が出るほどの素晴らしさだった。このアレーナの舞台にはあのマリア・カラスも出演し、大喝さいを浴びたことがあるという。

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 幕間の休憩は20分ほど。振り返ると約2万人は入るという客席は超満員。休憩中はビールやつまみなどの物売りが歩き回り、まるで東京ドームにいるかのようだった。

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 アイーダもラメダスも死んで、悲劇の恋は実らぬまま終結を迎えてしまった。12時を過ぎ、8月といえども吹く風は涼しいというよりカーディガンが欲しいくらいの冷やかな感じだった。でもオペラで興奮した体にはちょうどよかったのかも。

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 劇に酔いしれた観客たちはブラ広場界隈で開いているレストランなどに寄っては劇の感想を語り合ったりと、いつまでもオペラの余韻が漂っていた。

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 ブラ門にある時計は午前0時45分を差していた。長かったけれどもとても心に残る1日となった。ここから見る月の姿も印象的。ちなみに野外オペラだけに雨もつきもの。開演前に降雨中止ならば当然払い戻しになるが、1幕終了まで行ってしまった後での雨だと、中止でも払い戻しがないのだとか。そんなリスクはあっても圧倒的なスケールと迫力、そして自然を取り込んだ壮大な舞台装置は一見の価値があると思いますよ。

 なお、今年のスケジュールは6月17日の「ラ・トラヴィアータ」でスタートし、9月3日の「アイーダ」まで約3ヵ月間行われるようです。ホームページは以下の通りです。     www.arena.it

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ヴェローナ 野外オペラを見る1

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 今回からはヴェローナの紹介をスタートしよう。ヴェローナは北イタリアのヴェネツィアとミラノとのちょうど中間付近に位置する街。蛇行するアディジェ川に囲まれるようにして旧市街が広がる。その中心にあるのがアレーナ(円形闘技場)だ。まずはこのアレーナで毎年夏に行われる野外オペラの体験から。

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 舞台となるアレーナは紀元1世紀に建設されたもので、楕円形をしており長径152m、短径128m。ローマのコロッセオに次ぐ大きさだが、こちらの方がより当時の姿をとどめているように見える。

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 私たちがヴェネツィアからヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅に着いたのが8月中旬の早めの午後。汗を拭きながら予約していたホテルに行き、本来なら午後2時からというチェックインを、1時間も早くしてもらい、早速アレーナに。外見だと2階建てにしか見えないが、これは2000年という歳月で蓄積した地層に埋まったせいで、前の写真のように、中に入れば6~7階建ての高さになっている。

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 アレーナのある広場はブラ広場と呼ばれるが、周辺には野外オペラのスケジュールを知らせるポスターが沢山掲示されていた。アイーダやカルメンのタイトルが見える。

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 会場付近にはオペラで使用する大道具もいくつか場外に展示してあった。近くに寄ってみるとかなり大きい。

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 アレーナの周りにはオペラの客だけでなく一般の観光客も沢山きており、賑やか。

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 既にネットで予約をしていたので、予約券を持参して当日は入場券と交換するシステム。3時から交換開始と記載してあったので、窓口に行ったのだが、予定時間から20分過ぎても窓口が開かない。しびれを切らしたドイツ人のグループが(英語で)「なぜ開かないんだ!ドイツだったらちゃんと時間通りにするのに」と文句を言い始めた。その時、中から「Perche litalia 」というつぶやきが聞こえてきた。これは意訳すると「だって、(ここは)イタリアだもん!」という感じ。なんかドイツ人とイタリア人との気質の違いが面白くて笑ってしまった。

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 ようやく入場券の交換を終えて、しばし市内見物をした後、再びアレーナに戻ってきた。オペラ開始30分ほど前、女性の騎馬警官が警備に当たっていた。

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 アレーナへの入場が始まった。じゅうたんの敷かれた1番ゲートは1等席。ドレスアップした紳士淑女たちも結構多かった。我々は2等席なので別の入り口。

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 平土間席から上を見上げるとこんな感じ。いわゆる天井桟敷は階段に座るのだが、幅が狭いのでつんのめるような姿勢で見物するのだそうな。

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 この日の出し物は「アイーダ」。舞台上には木で造られた巨大なピラミッドがあったが、一見するとまだ造りかけのような・・・。それがオペラが始まると一変するとは、まだわからなかった。

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 間もなく開演。開始時間の午後9時近くになってもまだこんなに明るいのはサマータイム制を取っており、この場所も日本でいえば札幌近辺という高緯度にあるためだ。続々観客が席を埋めてきた。

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トリノ ポー川の風景

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 トリノの街はポー川とともに歴史を歩んできた。最終回はそのポー川を中心に街を眺めてみよう。トリノ・ポルタ・ヌオーヴァ駅からヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世通りを東に10分も歩けばポー川にぶつかる。アルプスに源を発するこの川はゆったりと流れている。

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 川手前にあるヴァレンティーノ公園には、前夜に降った雪が積もっていた。

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 川に架かるウンベルトⅠ世橋には女神像が建っている。

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 川沿いに北上して行くと、右手に教会が見えてくる。グラン・マードレ・ディ・ディオ教会だ。その入り口では十字架を抱えた聖母が迎えてくれる。ちょうど朝日が昇るところで、聖母の頭から後光が差しているようだった。

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 この教会は大きな円形をした瀟洒な建物になっている。

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 教会は夜になるとライトアップされ、夕闇に浮かび上がる。

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 教会から正面を見ると、手前のヴィットリオ・エマヌエーレⅠ世橋からまっすぐにポー通りの道路が走り、アルプスの山並みが遠くにそびえている。このあたりの通りと橋の名前が似たようなものばかりでややこしい。この橋はナポレオンがこの地を支配中に建設されたのでナポレオン橋とも呼ばれる。サヴォイア家が支配を取り戻した時、「敵が造った橋だから壊してしまえ」という声も上がったが、時の支配者は「毎日ナポレオンを踏みつけていると思えばいいではないか」と存続を決めたという。

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 そのややこしい橋に立って下流を眺めた。正面に見えるのが、最初に渡ったウンベルト橋。流れが緩やかだ。

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 対岸のビルをきれいに水面に映していた。

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 と、なにやらうろこ雲が広がり始めた。冬の北イタリアは天候が変わりやすい。

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 その雲を背景にそびえるモーレ・アントネッリアーナの塔とポー通りの街灯が、まるでキスでもするかのように接近中。

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 塔の近くにある大学キャンパス近くで、学生のカップルがまるで映画の1シーンのように何事か話し合っていた。

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 王宮近くで入った書店。丸い窓が開いていてカステッロ広場が垣間見える。また、雨になってきた。

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 一回りしてポルタ・ヌオーバ駅に戻ってきた。ピエモンテ州の中心駅だ。

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 夜テレビを見ていたら、このところの悪天候でローマのサンタンジェロ橋に観光船が衝突、座礁したというニュースをやっていた。この年の冬は連日のmal tempoで、私もトリノからニースに行く電車が途中雪でストップ、5時間も止まったままで待たされた揚句、一旦トリノに引き返してジェノヴァ経由で丸1日遅れでニースに到着するということもあった。旅にはいろいろなアクシデントがつきものだが、結果的に無事に帰国出来れば、まあ良い思い出になるということかもしれない。

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トリノ 歴史的名画のポスターと夕暮れの街

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 映画博物館の中に入ると、目につくのは懐かしの名画のポスターだ。チャップリンの「モダンタイムス」(1936年)は、高度産業社会下で人間が機械の一部品のように使い捨てられ、尊厳が失われてゆく様をシニカルに描いた名作。この映画で初めてチャップリンの肉声がスクリーンから発せられた。

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 永遠の名作「カサブランカ」(1942年)。モロッコの都市カサブランカでの運命的な出会いと別れを、ハンフリー・ボガードとイングリッド・バーグマンの共演で描いた。アカデミー作品賞を受賞。ここでハンフリー・ボガードが使ったキザなセリフ「君の瞳に乾杯」はあまりにも有名だ。

 また、「昨夜はどこにいたの?」「そんな昔のことは覚えていないね」「今夜会ってくれる?」「そんな先のことはわからない」という会話も、結構はやった記憶がある。(実は私も一度試しに使ってみたことがあります・・・)

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 「自転車泥棒」(1948年)はイタリア映画界の巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督の代表作の一つ。第二次世界大戦後のローマを舞台に、貧困の現状と親子の愛情を見事に表現した。アカデミー外国映画賞受賞。この頃のポスターはほとんどイラストだったようだ。

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 ミュージカルも一つ。「雨に唄えば」(1952年)。ジーン・ケリー主演の楽しさいっぱいの映画。タイトル曲「シンギング イン ザ レイン」は今でも友人がカラオケで歌っている。

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 「ふたりの女」(1960年)。これで主演を演じたソフィア・ローレンがアカデミー主演女優賞を獲得し、世界のトップスターに躍り出た記念碑的作品。この時ソフィアは26歳。はつらつとした体当たりの演技が印象的だ。前回掲載した映画博物館前の写真は、この時のものかも。ポスターを見て、主役より監督の名前のほうが大きいことに気付いた。デ・シーカ監督はやっぱり巨匠だったんだな、と改めて感心。

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 館内の一室がこんな状態に。これは映画の1シーンを再現したもの。確かマカロニウエスタンの一場面だったような・・・。

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 博物館の上にある展望台で街を眺めた。アルプスに抱かれた街が暮れなずんで行く。手前は王宮の建物だ。

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 西側にはモン・ヴィーゾのピラミッド状の頂上が飛び出ている。

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 雲が多かったが、頂上は見ることが出来た。

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 博物館近くの大通り。整然とした雰囲気がわかる。

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 建物のライトアップも始まった。手前は国立図書館?

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 博物館の建物モーレ・アントネッリアーナを夜見ると、こんなすっきりとした姿で闇に浮かび上がっている。

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 館内には2つの大きなスクリーンがあり、名画の一部などを常時上映していた。飛行機のビジネスクラスのようなリグライニング付きの座席があり、そこにゆったりと座ってイヤフォンで音楽を聴きながら画面を見ていた。

 いくつもの映画の場面が次々と現れて、オムニバスなのかなと思っていたら、そのうちようやく意味がわかった。様々な名画に登場したダンスの場面をつなぎ合わせて見せてくれていたのだ。幸せそうに、あるいは別れを控えたカップルの苦悶のダンス、さらには初めての愛を予感させる喜びのダンスなど、さまざまな人生の展開を思わせるダンスの場面集。「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストで様々なキスシーンをつなぎ合わせたフィルムが映し出されるが、それをも思い出しながら、いつの間にかどっぷりと映画の世界に浸ってしまっていた。

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