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ヴェローナ ロミオとジュリエットの街

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 今回はヴェローナの街を歩いて見よう。鉄道駅から中心地までは結構遠いので市バス11,12,13番でアレーナのあるブラ広場に直行する。ここからは歩きが便利だ。アンフィテアトロ通りを北上すると、「ジュリエッタの家」に着く。シェークスピアのタイトルだと「ロミオとジュリエット」となっているが、イタリアでは「ロメオとジュリエッタ」となる。石の門をくぐると、右側の壁一杯に何やら紙が沢山張り付けてある。よく見るとこれは恋の願い事が叶うようにと張り付けられたものだ。いわば日本の絵馬。でも、あの物語は悲恋に終わっているので、はたして願いは成就するのかどうか?

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 庭の正面奥に立つのがジュリエッタの像。彼女の右胸にさわると、これも幸せな結婚が出来るとか・・・。もともと13世紀前半にヴェローナでは教皇派のモンテッキ家(小説上はモンタギュー家)と皇帝派のカプレーティ家(同キャピュレット家)という名門同士が激しく対立していた。それを下敷きにしてシェークスピアが劇化したのが世界中に広まったということらしい。ちなみにシェークスピアはヴェローナに来たことはなかったという。

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 これが、「ロミオ、あなたはなぜロミオなの」と、下に居るロミオを見つめながらジュリエットが嘆いたというバルコニー。どうもこのバルコニーももともとはなかったものを後で造ったものらしい。ヴェローナとしてもシェークスピアに乗っかって観光名所にしてしまったようだ。この時は可愛い少女が見下ろしていた。

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 そこからすぐ西側にはシニョーリ広場がある。中央にダンテの像があり、別名ダンテ広場とも呼ばれる。政治的問題でフィレンツェから亡命してきたダンテがこの地でしばし生活した。なお、ダンテの墓はここではなくモザイクで有名なラヴェンナにある。

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 広場奥のレンガ色の建物がスカラ家の宮殿。この広場が中世ヴェローナのの政治の中心だった。

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 実はこの広場にはもう一つの有名な像がある。ダンテ像よりずっと上方のアーチ型門の上、小さなボールを抱えたジローラモ・フラカストロというルネサンス期の文学者。「このアーチの下をくぐる、最初の正直者の頭上にジローラモのボールが落ちる」という伝説があるらしい。ただ、今でもボールが落とされていないということは、ヴェローナの住民はみな正直者ではないということになってしまうのだが・・・。

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 さらに進むともうひとつのエルベ広場に出る。こちらには白テントの露店が並んで庶民の広場といった雰囲気だ。

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 すぐ北にあるのがスカラ家の廟。ヴェローナの名門貴族だ。それにしてもそそり立つような珍しい形の霊廟だ。

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 この街で最も大きい教会、サンタナスターシア教会に行ってみよう。アディジェ川のほとりに建っている。ほっそりした鐘楼は1481年の完成だ。

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 中に入ってすぐの柱にはせむし男が水盤を背負ってしゃがんでいる。その苦しそうな表情が、ちょっとかわいそう。

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 天井は12本の赤大理石に支えられてヴォルトのアーチが優雅さを強調している。

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 ステンドグラスもすっきりとした美しさだ。次回はローマ広場に移動しよう。

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