ドゥブロヴニクの城壁巡り1~ピレ門からミンチェタ要塞へ
ドゥブロヴニク観光の目玉・城壁巡りに行ってみよう。
城壁は厚さ6mの石壁が1940mに渡って旧市街を取り巻いている。北西(この写真だと左奥)の一番高い所がミンチェタ要塞、南西(写真の右手前)にボカール、南東に聖イヴァン、北東にレヴェリンと、4つの要塞をつないでいる。
ピレ門をくぐって旧市街に入るとすぐ左手に階段がある。そこを上がったところがスタート地点だ。
正面にプラツァ通り、時計塔が見下ろせる。
目の前の鐘楼はフランシスコ会修道院、奥の一際高い建物が聖イグナチオ教会。外に張り出したフライング・バットレスが特徴的だ。
高台にあるミンチェタ要塞に向けて歩きだす。
城壁の所々に展望所のような場所がある。ピレ門につながる道路の様子が見える。
南東方面に、セルビア正教会の双子の塔と、その向こうに大聖堂が一直線に並んで見える場所があった。望遠で見るとすぐ近くにあるように見える。
海に面して、旧市街のすぐ隣の小さな岬に築かれたロブリエナッツ要塞がある。
ミンチェタ要塞に到着した。ここは高さ25mと城壁の最高地点。旧市街全体を見渡せるビュースポットになっている。さっきは同じ高さに見えたフランシスコ会修道院鐘楼が、あんなに下になっている。
左に目をやると、ロクルム島がぽっかりと浮かんでいた。
ロブリエナッツ要塞もはるか下。
こんどは上方・スルジ山を見上げた。標高421m。かすかに見える十字架はナポレオンの支配時代に建てられた。
その横にある残骸のようなものは、1991年のセルビア軍の攻撃によって破壊されたロープウエイ発着所の跡。この時は廃墟状態で、私は山頂に昇ることを断念したが、2010年に改めてロープウエイが復旧し、今では楽々と山に昇れるようだ。
こちらは東側の海岸線。この道路を行くとモンテネグロに通じている。
中央付近、高い石の城門はレヴェリン要塞。
もう一度旧市街を眺めた。左端にドームを持つ聖ヴラホ教会、奥のドームは大聖堂、そして海に面するように聖イグナチオ教会が見える。私が泊まったソーベは、この教会の右隣にあった。
真南方向。石造りのしっかりした建物は民俗学博物館になっている。どの方向を向いても海の青さと屋根のオレンジの対照に目を奪われてしまう風景だ。
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コメント
ドゥブロヴニクの風景は、どこを切り取っても絵になりますね。
それもひとえに、gloriosaさんの写真の腕によるのでしょうけれど。
私にもこんなに素晴らしい写真が撮れたら、もっとその場所の
魅力を伝えられるのに・・・なんて、常々思います。
こちらのブログを拝見して、訪れてみたい場所が増える一方ですよ。
セルビア軍の攻撃によって破壊されたロープウエイ発着所跡、
国の歴史の断片を見る思いですね。
投稿: hanano | 2012年9月23日 (日) 10時52分
hanano様
それぞれの場所には時間の許す限り留まって見つめようというのが、私の旅の仕方なので、写真の枚数も増えて、少しはましな写真もあるかもしれません。でもその代り、もっと楽しむべき食事やショッピングなどは全然出来ていません。
写真の件で、以前プロの先輩に教えてもらったのが、「美しい風景の場所に出会ったら1枚撮影し、その場で今度は後ろを振り向いてもう1枚撮ってみなさい」というものです。意外に見落としていた美しい風景が後ろに展開していることもあるんですよね。参考までに。
投稿: gloriosa | 2012年9月23日 (日) 21時08分