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ドゥブロヴニクの夜散歩上

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 ドゥブロヴニクの旧市街は狭い。城壁の1周が約2キロだから、半日もあれば十分見て回るのは可能だ。しかし、それではドゥブロヴニクの本当の良さを見ることなしに帰ってしまうことになりかねない。その一例として夜景をご覧頂こう。

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 早めの夕食を済ませた日、プラツァ通りから一本南の路地に入ったレストランから聖ヴラホ教会の裏手に抜けた。

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 正面にある総督邸のライトアップが始まった。そぞろ歩きの観光客もあちこちに見受けられる。

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 道を回りこんでプラツァ通りの終点ルジャ広場に出ると、どんと聖ヴラホ教会が現れる。内部の照明が点いているのだろう、ファザード上部にあるステンドグラス部分が鮮やかに彩色されて輝いている。

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 同教会に取り付けられた照明で、後方に見える大聖堂を照らしているのが、この角度から見るとよくわかる。

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 親子連れらしい女性2人が記念撮影中。やっぱりこの場所は外せない。

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 後ろを振り向くと、スポンザ宮殿もライトアップ。ここやさっきの総督邸の窓枠は、ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿などのゴシックの窓枠に本当によく似ている。ここにもヴェネツィアの支配した時代の影響が残っている。

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 プラツァ通りに目を移すと、こちらはまるでお祭りのように人で埋め尽くされていた。

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 それにしても、この通りは本当に美しい。特に夜空の下で輝く光景が。ただ、ちょっと人が多すぎるなあ。

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 通りをピレ門のある反対側の端まで歩いてみた。オノフリオの噴水付近も人だかり。この日はかなり歩いたのでちょっと疲れた。夜景は翌日に改めて挑戦することにして、帰路に着いた。

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 道の途中、青白く浮かび上がる大聖堂が、路地の隙間から顔を出した。

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 帰りは近道の細い階段を上る。壁に聖人の姿が描かれているのに気付くのも、夜の照明のおかげだ。

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 このような坂道の路地が無数に広がるのが、旧市街の特徴。とりあえず今夜はしっかり休息して疲れを取り、明日出直そう。

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コメント

夜の路地は本当に魅力的ですね。
こじんまりした旅先の街を、日が暮れてから
気ままに散策するのは、自由な旅の楽しみでもありますね。
聖ヴラホ教会から後ろを振り向くと、ライトアップされた
スポンザ宮殿の美しい姿。
gloriosaさんが教えて下さったとおり・・・ですね。

投稿: hanano | 2012年10月 6日 (土) 16時46分

hanano様

 私は夜行性の人間なので、どうしても夜の散策をしないと旅を満喫出来ません。その点、ドゥブロヴニクなどは治安も良くて、安心して夜歩きが出来ました。特に澄んだ夜空の解放感が素晴らしかったですよ。次回も夜歩きの続きです。

投稿: gloriosa | 2012年10月 8日 (月) 11時03分

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