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アルプスの雪山を眺めながらの街歩き

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 ウーディネはすぐ近くにアルプスの山々がそびえ立っているため、美しい景観を臨める場所でもある。そのビューポイントは1500年代の城跡のある高台カステッロ広場だ。

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 リベルタ広場から続くサン・ジョヴァンニの柱廊を登って行く。

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 登るに従って展望が開けてくる。北側の街並みを見下ろすとS・M・デッレ・グラッツィエ教会がみつかる。ここは、イタリア文学の翻訳者でエッセイストの須賀敦子さんが、イタリア人の夫ペッピーノと結婚式を挙げた教会だ。

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 坂を登り切る頃、カステッロ教会の塔の上にある像が視界に入った。

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 そして、時計塔の2人のムーア人の像が後ろ姿になって見える。

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 カステッロの広場に到着した。ここには博物館とレストランなどがあるが、博物館は時間が足りずに今回はパス。

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 さあ、アルプスの眺望だ。4月中旬だったので、この付近の山では雪はだいぶ溶けてきているようで、頂上部分だけが白くなっていた。

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 ちょっとアップにすると、やはり雄大な姿が迫力を持って迫ってくる。

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 かなり急峻な峰が続いていることがよくわかる。この山を越えるとオーストリアだ。そう言えば、ウーディネは一時トリエステなどと共にハプスブルク帝国の領土だったこともある。

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 西側に目を転ずると、大きなドームを持った教会が目立っていた。これはオザリオ教会。

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 ホテルへ帰る道筋だったので、後刻寄ってみたら、こんなステンドグラスがどんと据えられてあった。

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 また、近くの建物の屋上には風力計のような設備に馬の形をした飾りが付いていた。天を駆け上っているようで、なかなかいい感じ。

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 カステッロ広場を降りて、もう一つの大きな広場マッティオッティ広場を通りがかった。テラスのカフェではおじさんたちが何やら議論中。

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 この広場に建つサン・ジャコモ教会は、屋根部分に聖人たちの像が並んで、一見バチカンのサン・ピエトロ大聖堂の屋根を思い起こさせる。

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 近くの宝飾店でウインドウを掃除していた店員さん。イタリアではどこの街に行っても男女を問わずメタボ状態の体型が目立っていたのだが、ウーディネに関しては全くと言っていいほどおデブさんは見かけなかった。この人に限らず、特に若い女性などはスタイル抜群の人がとても多かった。食生活や自己管理がしっかりしているのだろうか。

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 ホテルに帰る途中の交差点で、赤ちゃんを挟んで談笑していた家族(?)。ほのぼのと優しい気持ちにさせられた。

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 そんな市民たちを見守るかのように、ひっそりと建物の角で祈りを捧げる聖人像。宗教が街に溶け込んでいることを実感する。

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