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2013年11月

魅惑のよさこい2013-大宰府まほろば衆 臥牛

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 今年初めて見かけて、とても不思議な印象を受けたチームを紹介しましょう。大宰府まほろば衆・臥牛です。多くのよさこい演舞は元気、明るさ、活発などの言葉が当てはまりますが、このチームだけは全くそんなよさこいのイメージを払拭してしまう不気味さに満ちていました。

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 覆面をした人の列が舞台中央に歩んでくるのとほぼ同時に、太陽が雲に隠れ、

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 夏だというのに、冷やりとする風が吹きすぎます。

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 声明のような男の声を背に、大きく手をかざす“怪人”たち。

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 得体のしれない空気が周囲を支配しています。

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 この手は、何を捕えようとしているのか、

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 ようやく覆面の一部がはがされたと思ったら、

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 わずかに見えるのは「目」だけ。

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 視線の冷たさは氷のよう。

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 ハンターが獲物を追い詰めるシーンが連想される。

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 依然として表情を消し去った能面の佇まい・・・

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 そう、能の世界がここに蘇ったのか

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 長い裾をヒラリとひるがえして、

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 踊りはフィナーレへ。

 能の世界に出現する怨霊の暗躍を思わせる、スリリングな演舞でした。

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 そういえば「思い起こせよ梅の花 主なしとて・・・」といった言葉も聞こえてきましたから、チーム名とも合わせて菅原道真へのオマージュが織り込まれたものなのかと思いました。 よさこいの世界は深いですね。

 

 さて、私は来週からヨーロッパに出かけます。それで半月ほどブログはお休みします。帰ったら、新しい街の風景をお届けしたいと思っています。しばらくお待ちください。

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魅惑のよさこい2013-レダ舞神楽

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 今回のチームはレダ舞神楽。千葉・船橋を拠点として活動しています。

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 これまでのチームと全く違ったタイプ。言うならば“関東・脱力系よさこい”のNO1チームと言ってもよいのではないでしょうか。

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 そうは言っても、決して演舞に力が入っていないということではなく、

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 豪快なパフォーマンスを、

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 ゆとりを持ってやり遂げてしまうことで、

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 見ている者に共感と楽しみを提供してしまうという、高度なレベルを保ったチームです。

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 扮装のモチーフは証城寺の大狸ということで、

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 ユーモラスな狸たちが縦横無尽に踊りまわり、

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 あっという間に観客を破天荒でコミカルな世界に引きずり込んでしまいます。

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 拠点の船橋の地形が白鳥座に似ているということで、ゼウスが白鳥に変身して美女レダを誘惑するというギリシャ神話のエピソードから「レダ」の名前を付けたとのこと。変身や誘惑といった言葉が踊りにも反映していますね。

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 それに、神楽という日本伝統の芸を名前に冠していることもあって、

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 結構「和」のテイストを感じさせてくれます。

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 各地のよさこいコンテストでいくつも大賞を獲得していることでも、その評価の高さがうかがわれます。

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 演舞が終わった時、観衆が一様に笑顔に変わっている風景を見るシーンは、このチームが一番でしょう。

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 何しろ、終了時はメンバー全員が寝転んでしまっていますから・・・。

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魅惑のよさこい2013-鴉(からす)

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 よさこいシリーズの3チーム目は「鴉」さんです。千葉に拠点を置く20人弱の比較的少人数のチーム。

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 でも、迫力は決して大人数のチームにも引けを取りません。

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 こんなシーンを見てもらえれば、

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 納得でしょう。

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 そんな中でも、特に記憶にいつまでも刻みつけられるのは、その“まなざし”でしょうか。

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 女性リーダー(?)の挑みかかるかのような姿勢から放たれる視線の鋭さに、

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 鮮烈な印象を覚えました。

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 動きの機敏さも特色の1つでしょう。

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 いわゆるストップモーションのわずかな時間から、

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 回転する腕で巻き起こした風によって、

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 躍動へと移行して行く。

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 小気味良い雄たけびが、

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 会場に響き渡ります。

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 そしてフィナーレへ、

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 「よさこいで泣く」がチームのモットーだそうで、力を出し切った満足感がこちらへもしっかりと伝わってくる演舞でした。

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魅惑のよさこい2013-疾風乱舞下個人編

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 今回はまず、化粧品会社のCMの一コマから・・・

 というのは冗談です。

 でも、そんな錯覚を起こさせるような姿に見えませんか。

疾風乱舞チームの個人の表情を追ってみました。

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 生き生きとした表情と、

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 長い髪を効果的に活用した舞いは、

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 個人をアップにした時に、よりドラマチックな情景として、

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 見る者に迫ってきます。

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 少女のような純真さと、

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 大人の憂いを知り染める瞬間とが、

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 わずかな時間の経過の中に表出する。

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 多感なその年代だけにしか許されない、

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 微妙に繊細な変化の妙を、

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 多分無意識のうちにやり遂げてしまう、

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 貴重な時間を、

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 我々はこのチーム、疾風乱舞の演舞によって

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 見せてもらったのではないかと、思っています。

 

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魅惑のよさこい2013-疾風乱舞上・全体編

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 よさこい特集2チーム目は「疾風乱舞」です。このチームの若さあふれる演舞は、いつも最も目立つ存在として輝いていました。

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 まずは演舞の全体像をご覧下さい。

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 最初は笠と狐の面をつけたピンクの衣装でスタートします。

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 すぐさま、武者のような輝く装束に早変わり。

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 テンポの速い踊りが展開されます。

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 中盤では2トップが前面に出て豊かな表情で観客にアピール。

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 のびのびとした演舞です。

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 昨年と比べると、表現力のレベルアップは目を見張るものがあったように思われます。

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 若いチームなので、ちょっとそぐわない言い方になるかもしれませんが、

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 持ち前の爆発的なエネルギーに、

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 円熟味といったようなものが加味されてきたように感じます。

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 この野性味もいいですね。

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 後半では、きらめく黄色の衣装に変わります。

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 ホームページを拝見しますと、今年は各種よさこいに加えて様々なイベントにも協賛出演しているようで、大賞、準大賞をいくつも受賞されています。

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 もう、すっかり関東トップクラスの評価が定着しましたね。

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