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2013年12月

バラエティ豊かな作品群ーヴェネツィア・ビエンナーレ下

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 アルセナーレ会場では、こんな不思議な群像が。

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 地元ヴェネツィア人の頭や手足をプラスチックで鋳造した等身大の群像が90体。

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 立ったり座ったり、抱き合ったり会話したり。広い会場一杯に人造人間がたむろする。

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 ある意味本物よりリアル感のある立体像だった。

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 対してこちらはリアリズム彫刻の第一人者ドゥエン・ハンソンの「バス停の女性」。つい話しかけてしまいそう。

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 これはどこかの民族衣装?

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 でも、なかなかファンキーな衣装だった。

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 一方こちらは何かの舞台のひとこま?

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 人形たちのシュールな顔つきが印象的。

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 ヴァチカン市国が今回初めて参加した。ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロの絵がここで再現されていた。

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 それだけではなく、ヨセフ・クーデルカの写真作品も。この作品は現在東京・竹橋の国立近代美術館で開催中のクーデルカ展にも出品されている。ちょうど旅行前に見たばかりだったので、再会にびっくり!

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 この巨大な造形は、実は今話題の3Dプリンターで造られたもの。こんなに大きな物まで造れるなんて、ちょっと意外。

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 最高賞の金獅子賞を受賞したのがアンゴラ館の展示。イタリアの歴史的絵画を所蔵しているチーニ館の部屋を会場にした。貴重な絵画の並ぶ部屋にポスターが積み重ねておいてある。そのポスターには、アンゴラの道端で作家が見つけた廃品が写っている。ヨーロッパの伝統とアフリカの日常の対比を表現したとのこと。

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 屋外にはこんな筋肉隆々の逆立ち像もあった。

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 とにかく伝統から最先端まで、あらゆる芸術てんこ盛りのビエンナーレだった。

 これで、今年の掲載は終了です。何度も訪問して下さった皆様、本当にお世話になりました。アクセス回数もまもなく40万回に到達しそうです。

 来年は、パリで芸術家の足跡をたどった記録からスタートしたいと思っています。


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自然の造った美も発見ーヴェネツィア・ビエンナーレ中

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 ビエンナーレ会場巡りを続けよう。妙に明るい洞窟を出て行く尼僧?不思議な絵画もあった。

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 大きな会場の一角で催眠術のようなパフォーマンス。

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 聞いてみると、これはイギリスのティノ・セーガルの作品!?彼が与えた指示によって床に座った人物が相手の出す声に反応して体を動かすというもの。企画展の金獅子賞受賞作品とのこと。私にはそのすばらしさがよくわからない・・・。

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 エジプト館ではまるでミイラの棺のようなものが。

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 さらにネフェルティイティのような金の像。紀元前の世界の再現だろうか。

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 こちらは可愛い少女の人形。実物の2分の1の縮小だとか。

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 荒涼とした荒野に女性がポツン。

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 金属製の人物像。

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 だいぶ歩いたので、少し気分を変えようと中庭に出たら、壁に見事な紅葉が広がっていた。

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 ヨーロッパで本当に赤い紅葉を見ることは少なかったので、これには感激。

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 しかも、晴天の青空と見事なコントラストを見せていて、こっちの方に“作品の完成度の高さ”を感じてしまった。

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 また中に入って、展示を鑑賞。これは模型の家がずらりと並んだ「387棟の家」。

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 セビリア館ではミッキーのようなネズミのオンパレード。

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 さらに、皮で造ったユーモラスな動物たちがずらり。

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 一休みしたカフェもモダンな造形があふれていた。

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ヴェネツィアに巨大怪物出現!?-ヴェネツィアビエンナーレ上

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 あれは何だ?

 ヴェネツィア空港からバスで本島の玄関口ローマ広場に移動し、ジュデッカの運河経由のヴァポレットに乗ってサンマルコ広場を目指していた。サンマルコの鐘楼が見え始めた頃、同時に手前右側に不思議なものがあるのに気付いた。

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 サンジョルジョ・マッジョーレ島の岸辺に設置された巨大怪物!建築家パラーディオの傑作マッジョーレ教会を背景にどっかと腰をおろしているのは、実はヴェネツィア・ビエンナーレの出展物の一つ、マーク・クイン展の作品だった。風船の一種だが、高さ11mという巨大さで、行き来する船の乗客たちはみんな驚いた表情で見入っていた。

 そんなわけで到着初日から度肝を抜かれたビエンナーレを見学して見ることにした。(今年のビエンナーレは11月24日で終了しています)

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 ビエンナーレはジャルディーノ会場を中心に開かれるが、その外、海上にもパビリオンがあった。ポルトガル館。固定のパビリオンを持たないのを逆手にとって、船を会場近くまで持ってきてパビリオンにしてしまった。

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 船体の外壁には首都リスボンの風景らしき絵が描かれている。

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 中に入ると、これは海底か子宮を連想させるような青い空間。

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 会場に入って、日本館には9478.57kmという数字のネオンが光っていた。中で聞いてみると、この数字は会場から福島の原発までの距離だとのこと。内部も震災関連の展示がされていた。

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 お隣のカナダ館。地球を持ちあげる人間?

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 何体もあり、そのシルエットが面白いので1枚。

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 こちらはドイツ館。3つ足の椅子886脚を使って部屋一杯に積み上げた。

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 中国の著名な作家アイ・ウエイ・ウエイの企画。

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 ただただ、圧倒的なボリュウム感。

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 対してイギリス館はすっきり。壁面中央にオオワシが飛んでいる。

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 アップして見ると、相当に鋭い視線。大量消費社会への警告が含まれているんだとか。

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 ロシア館。上に穴のあいた容器があり、

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 下で女性たちが傘をさして何かのシャワーを受けている。面白そうなので私も傘を持ってこの部屋に入ろうとしたら、係員に「男はダメ」と止められてしまった。「なぜ?」「だって金のシャワーを浴びるのは女性だけだから」

 係員が指差す方を見ると、ここのタイトルは「ダナエ」となっていた。

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 ダナエは、全能の神ゼウスが惚れた女性。ゼウスは金の雨となってダナエに侵入するという神話がこの館のテーマになっていた。確かに地面に落ちていたのは金貨だった。

 

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創建850年の記念行事ーノートルダム大聖堂下

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ノートルダム大聖堂の中に入ると、高さ33m、奥行き128mの大空間が目に飛び込んできます。850年メモリアルのミサが行われていました。

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 右側通路から中ほどへ進みます。聖歌隊席の角にある聖母子像と久しぶりの対面です。

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 中央部分は信者たちが広い身廊を埋めています。

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 聖母子像をアップで狙います。後方の薔薇窓が後光のように輝いていました。

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 その北の薔薇窓を俯瞰で見てみましょう。これだけ遠いと絵柄はよくわかりませんが、聖母子を中心にして、周囲に旧約聖書の人物など96人の人物が配されています。

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 聖歌とともにパイプオルガンの荘重な音が腹に響いて来ます。

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 周歩廊を回って後陣に。照明が王冠をシルエットの形で浮かび上がらせています。

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 十字架に架けられた我が子キリストの亡骸を抱いて悲しむ聖母マリアの姿を再現した像「ピエタ」。マリアが、光差す天に向かって何かを訴えているかのように、照明が当たっていました。

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 後陣のステンドグラス。美しい!

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 ほんのわずかの間、陽が差し込み、その光でステンドグラスの色が壁面に虹を描きました。

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 北側に回ってきました。こちらからは南のステンドグラスが正面に見えます。黙示録のキリストの周囲に聖人たち、使徒たちが集まっている図です。

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 司祭の説教が続きます。

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 と、ブルーの服を着た女性が登場し、歌い出しました。素晴らしい歌声!

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 プロの歌手でしょうか、とにかく感動的な歌に、堂内に響き渡るパイプオルガンの響きが寄り添います。特別なミサならではの荘厳な音楽に出会えてハッピー。

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 一周して出入口に戻りました。この位置からの眺めは改めて大聖堂の巨大さを認識させてくれます。

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創建850年の記念行事・ノートルダム大聖堂上

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 パリを象徴する建物の1つであるノートルダム大聖堂。この大聖堂の建設が始まったのが、1163年。当時の国王ルイ7世の下でシテ島の地に礎石を据えたのが始まりです。従って今年は創建850年に当たり、これを記念していろいろな行事が行われてきました。 外観の化粧直し、北塔の8つと南塔の大鐘の計9つの鐘の新造などです。

 そんな記念プロジェクトの最終日が11月24日でした。ぎりぎり24日、大聖堂に向かいました。

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 シテ駅から地上に出ると、何やら中世の衣装を着た女性たちが。イベントがあるようなのですが、内容を聞くほどのフランス語は出来ず、とにかく大聖堂を目指します。

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 見えてきました。ただ、建物の前に何か見知らぬ構造物があります。

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 850年を記念するモニュメントのようです。中に入れるようなので、入ってみましょう。

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 最初に目に入ったのは、かわいらしい女性のステンドグラス。

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 これはシテ島の守護神ジュヌヴィエーヴの姿です。451年、パリがフン族の侵攻によって危機に直面した時、聖女ジュヌヴィエーヴは逃げようとするパリ市民に対して、「神を信じて悔い改めれば、パリはきっと救われます。逃げずに残りましょう」と市民を引き留め、祈りを捧げました。すると、フン族はパリを攻めずにオルレアン方面に向かい、パリが救われたーという伝説があるそうです。

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 ジュヌヴィエーヴの像はすぐ近くでも見ることが出来ます。大聖堂の真裏、トゥルネル橋南側に高い塔が立っていますが、その一番上にある像が、その聖女の像です。

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 次にもう一つのステンドグラス。こちらも守護聖人マルセルの像。

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 マルセルは竜を退治してパリを救ったパリの司教です。

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 マルセル像はすぐ目の前で見ることが出来ます。大聖堂の3つの入り口がありますが、向かって一番右、聖アンナの入り口の柱にあるのがマルセル像です。足の下に竜がいるのが目印です。

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 これらのステンドグラスは、現代の巨匠ジャック・シュヴァリエの作品です。

 ここから「聖なる道」と称される坂を上って行きます。

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 高さ5・5mの展望広場とでも言うべき空間に出ました。大聖堂の入り口を見下ろすことが出来ます。

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 記念写真を撮る女性のすぐ後ろに、大聖堂のポルタイユ(入口の上にある彫刻群)が迫って見えます。

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 西正面バラ窓の前にある聖母子像も相当近くで見ることが出来ました。

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 下に降りてきました。見上げるとこんなに急こう配の階段です。

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 大聖堂の中からパイプオルガンの荘厳な調べが聞こえてきました。さあ、中に入ってみましょう。

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シャンゼリゼ通りのイルミネーション下

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 ロン・ポワン地区のクリスマス市には100店以上の店が軒を並べて、とても賑やかです。クレープ店、おいしそうだったなあ。

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 小さな人形がずらり!これもプレゼピオ用なのかな。

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 日本でいえば芝居小屋のようなテントもありました。

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 白クマとペンギン。ここには小さなスケートリンクが出来ていました。

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 歩いているうちにコンコルド広場に到着。大きな観覧車が営業中です。

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 アラブ系?の人たちの像が居並ぶ噴水。

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 この時期、水は出ていませんでした。

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 広場中央まで来ると、北にマドレーヌ教会が見えてきます。

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 噴水越しにライトアップしたエッフェル塔が輝いていました。

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 観覧車のほぼ真下まで来ました。よく見るとお客さんが乗っていますね。見晴らしがいいだろうな。

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 星のない曇り空だったので、空は真っ黒。白く光る観覧車とのコントラストが強烈。

ここで、新凱旋門が七色にライトアップされた写真を見たことがあるのを思い出し、行ってみることにしました。

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 コンコルド駅から地下鉄1号線で一直線。ラ・デファンスまで来てみました。クリスマス市はやっていましたが、新凱旋門は通常のライトアップでした。

でも高さ110m、幅106mという巨大なビルは健在。ガイドブックによると、この空間にノートルダム大聖堂がすっぽり入ってしまうとか。これがオフィスビルなんですよね。

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 こんなちょっと現代的なオブジェも立っています。

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 それで、位置を変えてオブジェと新凱旋門とを組み合わせてみました。ちょっとおもしろいかも。

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 帰りがけ、ルーブル駅で降りたら、向かいのパレロワイヤルも紫のライトが当たっていました。パリは眠らない街です。

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シャンゼリゼ通りのイルミネーション上

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 旅から帰ってきました。今回はヴェネツィアからパリ、シャルトル、メッス、サルブールと回ってきました。まずは、タイムリーな話題として、パリ・シャンゼリゼの年末イルミネーションからスタートしましょう。

 この通りのイルミネーションは恒例の年末風物詩になっていますね。この頃は日没が午後5時くらいなのでそれに合わせて出かけてみました。

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 到着時はまだイルミネーションは点灯しておらず、曇り空のため凱旋門もちょっとくすみがち。でも、人は多かったなあ。

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 点灯までの間、街をぶらぶら。凱旋門のすぐ近くにあるカルティエのショーウインドウではヒョウ(?)が街をにらんでいました。

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 歩いているうちにネオンのイルミネーションが点灯しました。白い輪のLEDです。マロニエやプラタナスの街路樹に取り付けられています。ただ、機械的な形で以前来た時より風情は減少してるかな、といったところ。調べてみたら、このリング状のLED照明は2007年から採用されているとか。

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 通り両側のビルもいろいろな装飾に工夫を凝らしています。これはフーケッツだったかな。

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 この通りのイルミネーションは11月21日にスタートしました。結構寒くて、夕方だと3度から5度くらいの気温。

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 総合化粧品店SEPHORAの店頭には巨大な人形が立っていました。

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 約2キロにわたってイルミネーションと店のネオンのコラボが続きます。

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 こちらはティファニーの店舗。

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 横断歩道を利用して幅70mの通りの真ん中に出て写真を撮ってみました。空もいい具合に青くなりました。

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 反対側はコンコルド広場に繋がっています。中央に観覧車が見えますね。

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 ディズニーストアもキラキラしています。

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 ロン・ポワン地区(地下鉄フランクリン・ルーズベルト駅付近)にはスペシャルバージョンのイルミネーションが設置されていました。

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 歩道は、イルミネーションを楽しむ人たちでラッシュ時並みの混雑ぶり。着ている服装で寒さがわかりますね。

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 意外に日本のイルミネーションより大人しい感じです。

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 この場所からはクリスマス市の店が続いて行きます。それは次回に。

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