ヴェネツィアの意外・不思議な風景
ヴェネツィアの街を歩いていると、時々意外な風景に出会うことがあります。そんな場面をいくつか紹介しましょう。
ここはどこ?とびっくりしたのがこの風景。実はここは郵便局。リアルト橋のすぐそばにある旧ドイツ人商館が今は郵便局になっていますが、その中庭に、こんなマネキンがずらりと勢ぞろい。背景の大写真がフェニーチェ劇場の内部なので、劇場の何かに使うのかもしれませんが、実際は不明。でも不思議な風景でした。
どっちに行けばいいの?
ローマ広場近くの道にあった標識。サンマルコとリアルト両方への行く方向が示されていますが、右がいいのか左がいいのかわかりません。結論はどっちに行ってもたどり着くということなんだけど、最初は非常に迷った標識。
教会の祭壇に楽器?
サント・ステファノ広場手前で、教会だと思って入ったら、こんな風に楽器が並んでいた。今は楽器博物館に変わった旧教会。ヴィヴァルディの音楽が流されていてとても良い雰囲気でした。
鐘楼崩壊!
今はサンマルコ広場に堂々と建っている鐘楼ですが、1902年7月14日の朝、突然崩壊しました。その現場写真が、ある店に掲げてありました。
これだけの大事故なのに一人の死者も出なかったのは奇跡的ですね。
ヴェネツィアに行かれた方なら誰でも見たことがあるリアルト橋。でも、よ~く両端をご覧あれ。
左端には天使がいます。
そして右端にいるのは聖母マリア。そう、ここの橋には受胎告知の像が掲げられているんです。意外に気付かないでしょう!?
カンナレージョ地区のとある家の壁に、なんとラクダがいる!?
海に中に造られた島なのになぜラクダが?とびっくりしたが、それにはわけがありました。
この建物は、1112年に今のギリシャから移り住んだ商人の3兄弟・マステッリ家の家でした。マステッリ家は香辛料の貿易を幅広く営んでいて、その一族の紋章がラクダだったというわけ。つまり、このラクダは、千年も前からヴェネツィアが隆盛を誇って東西交易の拠点となっていたことの証拠のひとつ。
柱の音楽!?
実にリズミカルな柱の並び方だなあと、感心するのが、ここ。カ・ドーロという建物です。イタリア語で「黄金の家」という名前で、1434年に完成した当時はふんだんに金箔がちりばめられていたそうです。今は美術館となっています。
ルネサンス様式の柱が軽快なリズムを刻むかのように並んで美しい。それと、右端をご覧ください。
丸い曇りガラスですが、それが実に面白い模様になってこの建物を一層楽しくさせています。当時の職人の心意気がしのばれます。
職人といえば、こちらも靴職人の技術と店の店員の配置法が合体した面白いショウウインドー。
ゆったりとスペースを使った陳列のセンスには、ついカメラを向けてしまいます。
ヴェネツィア散歩は、いつもわくわくさせずにはおかない意外性に満ちています。
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コメント
あ〜楽しかった。一気に読んでしまいました。
この様な何気ない楽しさ大好きです。違う街で何かを見つけて歩くのは楽しいですね。
左右の矢印の標識も面白いのですが、どうせなら上下にも矢印をつけてくれたらもっと混乱しそうです
靴のショーウインドーはイタリア人の美的センスを感じさせますね。まね出来ません。
「綺麗な写真と楽しい話題」いつもありがとうございます。
投稿: omoromachi | 2014年4月 2日 (水) 00時35分
omoromachi様
いつもコメント有難うございます。ヴェネツィアは元々迷いながら歩くのがその楽しみ方のようになっていますから、標識が少々おかしくとも、全く気になりませんね。島自体が小さな面積ですから、いずれにしても広場に出ればどうにかなる街です。ただ、人々が親切すぎて自分が知らない場所でもうろ覚えで教えようとしますから、注意が必要ですね。
投稿: gloriosa | 2014年4月 2日 (水) 20時57分