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2014年7月

花盛りの深夜・ルーアン大聖堂のプロジェクションマッピング下

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 少しの休憩をはさんで、第2部が始まった。この回はノルマンディに花開いた印象派の画家や作品、特にモネをテーマとした映像だった。

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 雲が流れた後、次第にファザードが青くなり、池に変わった。

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 中央の橋の上でスケッチをする人がいる。ボートが増えてきた。

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 スイレンが各所で花開く

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 橋が消えて全面池になった

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 その池もなくなり、色彩の変化が始まった。

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 鮮やかなオレンジに。

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 そして紫が支配する。モネが連作した大聖堂の朝から昼、夕方へと移ろいゆく光の変化が連想される。

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 ファザードが一気に華やかになった。花々の競演

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 ああ、左隅に日傘の女が現れた。これもモネの代表作。

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 そして色彩による祝祭。それはモネが丹精込めて造り上げたジヴェルニーの庭

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 突如ブランコをする女性の登場

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 ファザードが色を失ってゆがみ始めた。このゆがみを見て急にモネの手紙を思い出した。大聖堂の絵を連作中の1892年4月、妻アリスに出した手紙だ。

 「僕は毎日描き加える。そして今まで見えなかった何かしらを不意に捉える事が出来たりする。本当に難しい。数日天気が続いてくれたら相当描けると思う。くじけそうだ。投げだしたくなる。夜中にうなされてしまった。大伽藍が僕の上に崩れかかってきたのだ。それが青やピンクや黄色に見えた」。

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 一転して明るい色彩で埋め尽くされ、スケッチ用の色鉛筆が中央に出現した。

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 最後はまた池に戻った。モネはジヴェルニーで後半生を過ごし、そこで一生を終えた。

 こうしてプロジェクションマッピングは終了したが、壮大なスケールのものだけに、広場を一杯に埋めた観客たちもみんな興奮冷めやらぬ様子で家路についていた。

 私もルンルン気分でホテルに向かったが、すぐ前を若いカップルがあるいて行く。そのカップルが何度か後ろを振り返る。ちょっと私を不審者かと疑っているようにも見える。それで、歩行速度を緩めて距離を置いたが、カップルも歩みが遅くてすぐ追いついてしまう。しかも、方向が全く同じ。申し訳ない。カップルが足を止めた。見ると、そこは私と同じホテル。カップルが数字を隠すように暗証番号を入力し始めた。そこで、私も近づいてホテルのキーを見せた。「一緒のホテルの客ですよ!」。カップルはホッとしたかのようににっこり。それからは「とっても楽しかったね」などと、すっかり打ち解けて廊下を談笑しながら部屋に戻ったのだった。   初めての不審者疑惑体験だった。





 



































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真夜中の絶景・ルーアン大聖堂のプロジェクションマッピング上

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 プロジェクションマッピングの第2弾は、ルーアン大聖堂。建物の詳しい説明は後の回にまわして、まずはめまぐるしく変化するファザードの映像をどうぞ。スタートは無色のライティング。

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 それが、炎の様な赤に

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 一変して今度は緑の樹木が伸びて行く。

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 これは大聖堂の建設途中か

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 色彩はどんどん華やかになって行く。

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 まるでおとぎの城

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 かと思えば、城がひび割れて崩れ始めた

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 トランプがファザードを埋め尽くし、そのトランプが舞い落ちる。

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 黄金色の大聖堂に

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 枯れ草が広がり始めて

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 また変化して、雪の白さに

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 今度は緑が生い茂り出す

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 スタート時の白い大聖堂に戻った。

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 大半の光が消えた時、ジャンヌの文字が浮かび上がった。この地はジャンヌ・ダルクが宗教裁判にかけられて火刑となった地。

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 市民たちがそれぞれ「ジャンヌ」と呼びかけ、彼らの顔が次々にファザードを埋め尽くした。

 この第1部は、ジャンヌ・ダルクへのオマージュとして制作されている。直接的な歴史の回顧ではなく、シンボリックに制作されているので、展開の詳細は不明だが、色彩の千変万化ぶりだけでも十分に楽しめるダイナミックなものだった。ショーのスタートは午後11時。この時期は日没が午後10時くらいなので、開始時にはまだ、空の青さが残っていた。そんな訳でホテルに帰るのはどうしても午前様になってしまう。12時過ぎにはホテルはもう鍵を閉めてしまうので、あらかじめかぎを開ける暗証番号を聞いておかないと野宿をしなくてはならなくなるので要注意だ。

 次回は第2部を。




































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パリコレ!?ファッションショーに遭遇

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 7月、パリを散歩中パレロワイヤル付近で、奥の庭の方から歓声が聞こえた。行ってみたら何と野外ファッションショーの最中だった。何のブランドのものかファッションには全く知識がないので不明だが、とにかく華やかな瞬間に出会えた。

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 飛び込みなので撮影環境は最悪。でも何とか雰囲気だけはわかるかも。

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 ウェディングドレス風だけど、背中にとげとげが一杯。

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 モデルさんの表情が決まってる!

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 モデルさんはいずれも長身で190cmは楽にありそうな“巨女”ばかり。

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 このサングラスは何?

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 どの辺がトレンドなのかなどは一切わかりません。

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 ショートパンツ(?)姿も。

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 ショーが終わって、関係者の記念撮影。

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 見上げるほど大きなモデルさんたち。

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 ショーの出演者ではないが、カメラマンのフラッシュを浴びていたマダム。

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 この人はデザイナー?

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 どう見ても業界人!

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 モデルさんの2ショット

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 関係者とみられる人たちもたくさん集まっていた。









































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瀟洒なブロワの街並み

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 ブロワ城の高台から街並みを見下ろすと、美しい情景が広がっていた。

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 展望スペースからすぐ目の前に、城郭と見間違うような立派な建物がある。サン・ニコラ教会だ。すぐそばにロワール川が流れている。

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 傾斜の急な屋根を持つ街並みが続く。

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 ちょっとおとぎの国のような雰囲気だ。

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 道端に停車中の車のリアウインドウにはブロワとシャンボールの城の写真が張り付けられていた。聞くと、観光案内所の車だった。

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 城の向かいの建物で、何やら怪物の叫び声のようなものが聞こえる。近づいてみると、怪獣が窓から首を出して動いていた。実はここはマジックの館。そのデモンストレーションだった。

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 城の入り口にはためく旗。ここにいる人物は、左端がフランソワ1世、隣りがカトリーヌ・ド・メディシス、あとはルイ12世らかも。

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 城近くにもう1つ立派な教会、サン・ヴァンサン教会がある。

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 入って見ると、比較的簡素な主祭壇の中央に、優しい像がクローズアップされるように収まっていた。マリア像だろうか。装飾はほとんどなく一体の像がすっぽりとはまっていて不思議な感じ。

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 近くの礼拝堂には、こちらはわかりやすい聖母子像。

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 ステンドグラスはかなり新しいもののようだ。

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 ほっとするようなやさしい尼僧の絵が。

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 こちらはリアリティたっぷりのピエタ像。

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 外に出ると、教会の塔がうろこ雲に刺さるように突き出ていた。

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 夕方、ホテル近くの館の門の奥に夕陽が沈んで行った。この日の日没は午後9時57分。









































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ブロワ城・建築の複合博物館

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 翌日はブロワ城内の見学。坂を上って行くと城が見えてくる。この城は1498年、ルイ12世がフランス王に即位してから約100年間、フランス王の第一の城として様々な歴史の舞台となった所だ。

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 最初に見えるのはルイ12世翼。名前の通りルイ12世によって造営されたゴシック様式の建築だ。

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 中央にあるのがそのルイ12世の騎馬像。

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 城内に入ると右手がフランソワ1世翼。前夜のスペクタクルでは主としてこの翼に映像が投射されていた。1515年にフランソワ1世(ルイ12世の義理の息子)が着工した。

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 壁をくりぬいた斬新な八角形の階段は初期ルネッサンス建築の傑作の1つだ。

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 中庭の奥に見えるのがガズトン・ドルレアン翼。ルイ12世の弟オルレアン公ガストンによって1635~38年に古典様式で建築された。のがこれらの建物が城内に並び建っていることから、この城は建築博物館とも呼ばれるようになったという。

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 城内には沢山の紋章が張り付けられていた。これはルイ12世の紋章「ハリネズミ」。

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 こちらはその王妃アンリ・ド・ブルターニュの紋章「シロイタチ」。

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 この恐ろしそうな紋章は、フランソワ1世の「火トカゲ(サラマンダー)」。

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 城のガーゴイル(雨どい)。他の城や教会にもガーゴイルはあるが、ここのものはかなり凝った造りになっていた。

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 城内は美術館も兼ねていて美術品がいろいろ展示されていた、中でもこの絵は美しくもちょっと怖そうな・・・。誰の作だろうか。

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 彫刻は多彩。ちょっと憂いを帯びた像だ。

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 対して信頼し合って手を繋ぐ2人。

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 つい笑ってしまいそうになったワンちゃん像。

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 マニエリスムの典型のようなクネクネぶり。

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 ちょっと離れた礼拝堂にあったステンドグラス。ルイ12世が描かれている。

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 木製のピエタ像。素朴で味わいのある像だった。予備知識なしで飛び込んだ城だったが、意外に面白い作品に出会えた。










































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ロワール渓谷・ブロワの「音と光のスペクタクル」

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 皆様お久しぶりです。フランスへの旅から帰ってきました。今回の旅のテーマの1つがプロジェクションマッピング。日本でも東京駅や東京ディズニーランドでの実施で話題を呼んでいますが、フランスではずっと前から各地で行われています。そのいくつかを見てきたので紹介したいと思います。まずは最初に訪れたブロワから。

 ブロワはフランス国内最長の1012キロの長さを持つロワール川流域にある都市。パリ・オステルリッツ駅から約1時間30分のところにあります。ここにあるブロワ城は、5世紀にわたっていくつもの建築様式で増改築が繰り返された“建築博物館”的な混合様式が有名ですが、その城の壁面をスクリーンにしての「音と光のスペクタクル」が夏期間行われています。夕方に到着、そのままショーを見に出かけました。

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 まずは建物全体がライトアップされます。

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 時代は中世。戦いの場面が出てきました。

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 自然の風景が展開します。

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 立派な城が建設されました。

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 城が崩れて嵐が襲来しているようです。

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 強大な王の登場でしょうか。

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 こちらはライバルでしょうか。

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 白亜の城郭が出現します。

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 群雄割拠?

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 華やかな舞踏会の展開か

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 その舞踏会がシルエットに

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 全体が白く細く浮き出します

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 城が炎に包まれ、ゆがんできました。

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 スペクタクルの終了です。16世紀を中心としたブロワ城にまつわる波瀾の歴史を背景としたスペクタクルだったのですが、予備知識がないため詳細な内容はわかりませんでした。でも視覚的なショーとしては十分楽しめました。

 当日は雨模様で観客も少なめ。でも十分楽しめる内容でした。刻々と変化する内容は動画でないとよくわかりませんが、色彩の華やかさは伝わると思います。





























 


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