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2015年4月

市民総参加でキリスト受難劇を盛り上げる  processione dei misteri trapani③

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 この行進にはたくさんの市民が参加する。特に目立つのが子供たちだ。きちんと礼装した子供たちが、どのグループにも加わっている。

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 こんな可愛い女の子も。

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 3番目に見えてきたのは「ゲッセマイネの園」。最後の晩餐を終えた後、キリストは弟子たちを連れてゲッセマイネの園に移動、ここで神への祈りを捧げる。逮捕は刻一刻と近づいていた。

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 この御輿の先導を務めるのが、長いロウソクを持った女性たち。

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 女性たちもこうしてこぞって参加している。

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 祈りを捧げるキリストの表情は、その後の悲劇を十分予感しているかのようだ。

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 これらミステリの重さは何百キロにもなる。担いで運ぶのが地元の男たちの仕事だ。1つのミステリに20~30人がかりの重労働だ。

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 ミステリの像たちは運ばれながらの揺れに伴って、微妙にその表情を変える。

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 このお父さんは、ミステリの代わりにわが子を担いで観覧。

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 こちらは旗を運ぶ女性。次のグループの先導役だ。

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 「キリスト逮捕」。キリストを逮捕したのは、ユダに導かれたユダヤ人の衛兵たちだった。既成のユダヤ教のメンツを汚したことが逮捕の引き金だった。キリストはその後ローマ兵に引き渡される。

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 迫真の場面が、鮮やかに木像たちで再現されている。

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 さらに新しいグループが近づく。

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 先頭の女性は警官のような服装。次はどんなミステリが登場するだろうか。






































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キリストの受難を辿る行進が動き出すーprocessione dei misteri trapani ②

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 いよいよミステリの本番がやってきた。幸い天気も良く絶好の行進日和。一般的にはこの行事は「キリストの死の行進」と言われ、イタリア各地何か所かでも行われるが、ここトラーパニが最も素晴らしいと聞いてここにやってきた。

 行進は午後2時にスタートし、翌日の午前8時まで18時間をかけて市内を練り歩く。それで、午前中は市内散策をして午後に教会に向かった。

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 待ち構えた場所は、街のメインストリート、ヴィットリオ・エマヌエーレ通り。まず鼓笛隊が先頭を切ってパレードの始まりを告げる。

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 キュートな女性ドラマー。

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 一際派手な襷をした紳士は、市長さん?

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 磔になったキリスト像が登場。ただこの通りは完全に逆光になってしまって写真的には厳しい場所だった。

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 続いて赤い衣装に白い頭巾をかぶった女性たちの行進。

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 みんな若い女性たちの行進参加だ。

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 このセクションでは子供が旗手を務めていた。

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 さあ、御輿が見えてきた。最初の御輿はキリストが聖母マリアに別れを告げるシーンだ。

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 白頭巾の少女。表情に憂いを湛えていた。

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 中央のキリストが、向かって左にいるマリアに話しかける。キリストは既に、自らが間もなく逮捕されることを予知していた。

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 次のグループがやってきた。こちらの先頭は白いエプロンの少女たち。

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 この男の子の持つ布にPESCATORIと書いてある。ミステリはそれぞれ職業別の団体によって行進が行われる。このグループはペスカトーリ、つまり漁師さんたちのグループがミステリを運営している。

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 ピンクの服に黒頭巾、哀愁を身にまとった女性が進む。

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 ここのミステリは「弟子の足を洗うキリスト」。逮捕直前の夕、キリストは弟子の足を洗い始める。弟子たちに注ぐ愛の心を自らの行動で表現したシーンだ。







































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大規模な宗教劇の行進が始まるーprocessione dei misteri trapani ①

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ご無沙汰でした。イタリアとフランスへの旅から帰ってきました。今回の旅の目的の1つは、シチリアで行われる宗教行事「ミステリの行進」を見ること。天候にも恵まれてしっかりと見ることが出来ました。まずはその模様からお伝えしよう。

 キリスト教で言うミステリとは、「聖なる劇」といった意味。イースター(復活祭。イタリアではパスクワ)の前の金曜日、キリストの死を悼み、その死に至る状況を劇として再現するもの。シチリアの西北部、トラーパニという町での行事で、ここではその模様を複数の彫像を組み合わせて20の場面を御輿のように造り上げ、市内を練り歩く。

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 トラーパニは、イタリアでもローマよりチュニジアに近いくらいの地中海岸の町。直行便はないのでJALを使った今回の場合、羽田ーパリーローマと2回飛行機を乗り継いでシチリアの州都パレルモに到着。そこからバスでトラーパニへ。通算23時間の長旅だった。この写真はパリを飛び立った時のもの。地上の丸く白い建物は空港第1ターミナル。

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 出発してほどなくアルプス山脈が見えてきた。

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 たっぷりと雪に覆い尽くされている。

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 アルプスを越え、イタリア半島を横断、地中海が見えてきた。手前の島はエルバ島、遠くに白く見えるのはフランス領コルシカ島。

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 ようやくパレルモに到着した。シチリアへは私自身初の上陸。

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 空港からバスでトラーパニへ。道中、ごつごつした岩山が多かった。

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 トラーパニ。旧市街への入口に当たるヴィットリオ・エマヌエーレ広場付近でバスを降りてホテルへ。奥の白い建物が予約したヴィットリアホテルだ。

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 さっそくミステリの出発場所、プルガトリオ教会に出かけた。

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 入ってみると、堂内ではあすの本番に向けて準備の真っ最中だった。

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 ミステリはかなり精巧に造られ、迫力満点。

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 それぞれの御輿には花が飾りつけられる。

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 若者たちの担ぐ練習にも力が入っていた。

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 何やらテレビ機材があると思ったら、インタビューの最中だ。

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 窓から差し込む光の逆光が、劇的効果を盛り上げる。

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 さあ、いよいよ明日は本番!ますます楽しみになってきた。






































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