「ゴッドファーザー」の舞台となったマッシモ劇場とマラソン大会・・・パレルモ⑧

パレルモには2つの大きな劇場がある。なかでも日本人になじみのあるのはマッシモ劇場だろう。というのは、この劇場は、日本でも大ヒットした映画「ゴッドファーザー」で、劇的なシーンが撮影された場所だからだ。

それが、玄関正面の大階段。
マフィアのコルレオーネ一族の子供でオペラ歌手となったアンソニーの公演がこの劇場で行われた。

興奮さめやらね中で、家路に着こうとして階段を下りる一行に凶弾が発射され、娘メアリーの命が奪われてしまう。

階段に泣き崩れる父マイケル。アル・パチーノの演技を今でも思い出すことが出来る。

1897年完成のこの劇場は、ネオクラシック様式の堂々たる姿。客席数3200と、当時はパリ・オペラ座に次ぐ有数の規模を誇っていた。
ただ、20世紀終盤に20年余の修復期間があり、実は、あのゴッドファーザーの映画製作はその修復期間だったため、劇場内のシーンは別の劇場を使ったのだという。

劇場横のテラスが開いていたので、モーニングコーヒーを1杯。ポカポカと、とても気持ちの良いひと時だった。

また、ルジェーロ通りを北上して行くと、もう1つの大きな劇場が右手に見えてきた。こちらはポリテアーマ劇場。1874年完成と、マッシモ劇場より早く完成している。建物はローマのパンテオンに似た形で、脇から見ると屋根がなだらかなドーム型になっているのが分かる。また、ファザードはパリの凱旋門風。

屋上に4頭立ての2輪馬車ブロンズ像が載っている。

ちょうど逆光になって、馬たちの躍動するシルエットが素晴らしく見えた。

同劇場を通り過ぎて行くと、大通りの交通規制が始まっていた。「何があるの?」と、警察官に聞くと、「マラソンが始まる」という。ほどなくして、遠くのリベルタ通りのスタート地点辺りから一斉にランナー集団が走ってきた。

ただ、ランナーといっても走りの形は様々。

こんな親子連れだったり、

肩車の散歩気分だったり、

中には泣き出した赤ちゃんを乳母車で押しているお母さんも。そんな、和気あいあいの、楽しさいっぱいの風景が、日曜の朝にピッタリだった。

いやいや、それだけではなかった。散歩状態の一行が通り過ぎた後、本格的なマラソンが始まった。さすがにこちらは全力疾走。選手たちは颯爽と走り去って行った。
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