フェルメール作品のハプニング・・・シュテーデル美術館②

シュテーデル美術館の、ドイツを中心とした北部ヨーロッパの作品群の部屋に進んだ。何といっても知名度抜群なのはフェルメール。窓から差し込むほのかな光の中で仕事にいそしむ男性は「地理学者」。パリ・ルーブル美術館にある「天文学者」と対をなすこの作品はドイツにあった。
それにプラスしてのハプニングが・・・・。地理学者の隣には「手紙を書く女と召使い」が並んでいた。

こちらは企画展の為にアイルランド・ナショナルギャラリーにある作品が、特別に出品されたものだ。個人的には、「真珠の耳飾りの女」についでフェルメール作品では2番目に好きなもので、全く考えてもみなかった“ご対面”は超のつくラッキー!
ところで、現在残っているフェルメール作品は30数点という少なさだが、それだけ貴重なものだからか、災難に逢うことの多いことでも知られている。わずか30数点のうち4点もが盗難に遭っている。そのうちボストンで盗まれた「合奏」は、現在でも行方不明になっている。また、「手紙を書く女と召使い」は2度も盗難事件にあっている。1度目は1972年。この時は1週間後に発見されたが、2度目の1993年の時は7年も行方不明になっていた。それが還ってきたのはまさに奇跡的ともいえそうだ。

他の作品を見て行こう。こんな木製の像。ダニエル・マウチ作。

聖母子像はバルナバ・ダ・モデナ作。

大きな三連祭壇画

一周して戻ってきたら、子供たちの絵画教室が行われていた。

こちらの部屋でも。こうした、名画を前にした子供たちへのレクチャーは、ヨーロッパではよく見かける。うらやましい光景だ。

16世紀ドイツの代表的画家・クラナハ。個性的な女性像が際立つ。

そのほぼ1世紀前に活躍したヤン・ファン・エイク。ネーデルランド絵画の創始者と言われる。

“ゲーテの部屋”にたどり着いた。ゲーテはまさにここフランクフルトの出身。友人のウイルヘルム・ティシュバインの描いた「カンパーニャのゲーテ」。

その作品をアレンジしたアンディ・ウオーフォールの作品。

さらに、同じようなポーズをした彫刻まであった。

個人的に印象に残ったのが、このエルネスト・デガーの肖像画だった。
う
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