歴代皇帝の戴冠式が行われたフランクフルト大聖堂の表情豊かな群像たち

フランクフルト大聖堂に向かった。この大聖堂の正式名称はバルトロメウス大聖堂。13世紀から建設が始まり、完成は15世紀という。塔の高さは95m。
ゴシック様式で、1356年からドイツ国王(皇帝)がここで選ばれるようになり、1562年から1792年までは神聖ローマ皇帝の戴冠式が挙行される格式高いきょうかいとして人々の信仰を集めた。ここも第2次世界大戦で破壊され、戦後修復されている。

入口のタンパンには聖母子を中心に諸聖人の像が並ぶ。

中に入って最初に目を惹いたのが、このピエタ像。

死せるキリストを見つめる聖母の目が悲しい。カスパル・ワイスの作品。

少し脇から全体を見渡した。正面に三連祭壇が2つ並んで置かれている。

向かって右の祭壇。とにかくにぎやかに沢山の木像が並ぶ。こうした木像の集合した祭壇形式は、イタリアなどではほとんど見たことがなかった。ドイツに特徴的な傾向なのかもしれない。

左側の祭壇。どちらかと言うと田舎風の素朴な表情の聖母子像。

聖母礼拝堂は特に荘厳な装飾がなされていた。死にゆくキリストを見守る12使徒の光景だ。

一人ひとりの表情がさまざまに表された、この教会の最高傑作の1つとされている。

一方、まるでマンガのような人物が集まったこの“集会”は、実は最後の晩餐。

キリストが、密告して自分を裏切ったユダを指さす、非常に重大な場面なのだが、なんかユーモラスな感じ。

こちらにも三連祭壇があった。こちらに立つキリストはさっきと比べるとだいぶ違った印象。

こちらは貫録十分の洗練されたキリスト、の感じだ。

木像の浮き彫りは、祭壇以外にも壁に架けられたものがいくつもあった。これはキリストが十字架から降ろされるシーン。

磔そのものと、それを見守る人々。こうした群像形式も目立った。国によって教会内に飾られるものも微妙に違っているんだなあ。
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