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未明の闇にブランデンブルク門が浮かび上がる・・・ベルリン③

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 翌朝、改めてブランデンブルク門に出かけた。前日はイベント初日ということもあって群衆のざわめきの中での鑑賞だったので、無人の静かな夜明けの中で、門をじっくりとみたいと思ったからだ。

 この日の日の出は7時22分。約1時間前に地下鉄に乗り門に向かった。滞在のホテルは中央駅前にあり、最近できた地下鉄U55を使えば、数分で門に到着する。

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 地上に出てみると、まだ暗い青の広がる空を背景に、白熱灯に照らされた門が、オレンジ色に浮かび上がっていた。

 18世紀末、アテネ・アクアポリスの門をモデルに築かれた門。プロイセン王国の凱旋門として建設されたのだが、第二次世界大戦後の冷戦時にはこの門も壁に囲まれ、東西ベルリン分断の象徴としての印象が強くなってしまった。

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 上部にある4頭立ての馬車(カドリガ)と、それに乗った勝利の女神も金色に輝いている。

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 このカドリガは、普仏戦争に勝利したナポレオンに奪われて、1806年に一時パリに持ち去られたが、7年後のライプツィヒの戦いで勝利して取り返したといういわくつきのものだ。

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 そんな歴史を踏まえてか、前夜のプロジェクションマッピングにも馬が登場していた。

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 しかも、その馬が空に向かって飛び立つ光景が演出されていた。

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 門の脇には、独特の形をした街灯と、その上空に細い細い三日月が姿を見せていた。

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 徐々に空が明るくなり始めた。右側の大きな建物はホテルアドロン。ドイツ随一の五つ星ホテルとして、チャップリン、アインシュタイン、トーマスマンなど世界各国のエスタブリッシュメントが利用したホテル。

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 夜明けだ。ウンター・デン・リンデン通りの向こう、空が燃えるように赤く染まった。

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 ここからは、前回紹介しきれなかったマッピングの残りを紹介しよう。鳥の羽ばたく場面。

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 門が白く輝く。

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 縁どり付きの門

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 街は夜のまどろみから、次第に朝の目覚めへと移って行く。

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 すっかり朝が明けた。イベント時の混雑と、早朝の静寂とを半日のうちに体験できたのは、とても心躍る体験だった。
































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コメント

前回のプロジェクションマッピングも
さまざまなシーンを楽しませていただきましたが、
夜明け前の群青色の空を背景にオレンジ色に浮かび上がる
ブランデンブルク門や、明けていく空の色の変化と門の風景は、
ひときわ美しいですね。

投稿: hanano | 2016年1月28日 (木) 23時53分

hanano様

 コメント有難うございます。そうですね。私もマッピングの派手な色彩よりも自然が演出する夜明けの光景に映える門の輝きがずっと印象的でした。これからも何度かベルリンの街の様々な光をアップしますが、hananoさんの目にどう映るか、またお知らせください。

投稿: gloriosa | 2016年1月30日 (土) 11時33分

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