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旧教会のモザイク画にルイーゼ王妃を見つけた・・・ベルリン㉗

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 翌朝改めてカイザーヴィルヘルム教会に出かけた。前夜のライトアップされた旧教会に比べて、朝の姿は心なしか優しげに見える。
 
オープンを待つ間、近くのオイローパセンターでコーヒーとクロワッサンの朝食を摂り時間調整。
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 教会付近は広場になっており、風変わりな彫刻も置かれている。
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 逆立ち熊さんにピカソ風なイラストが描かれたマスコット?
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 出勤途中のサラリーマンの緊張をほぐす役目も担っているかのような陳列物たちだ。
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 旧教会の入り口が開いて中に入ると、天井のモザイク画が目に飛び込んでくる。
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 まばゆい金色がちりばめられた背景に、いろいろな絵が描かれる。
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 入り口側から見て左の絵は、919年のハインリッヒ1世の戴冠式。
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 右側はプロイセン王ヴィルヘルム3世の妃ルイーゼがホーエンツォレルン家の人びとを導く姿。
 
 王でなく、なぜ妃のルイーゼが主役なのだろうか?帰国後調べてみてその理由が分かった。
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 1807年、プロイセンはナポレオン率いるフランスとの戦争で惨敗、領土の半分を削られたうえ莫大な賠償金を課せられた。
 この時、軟弱なヴィルヘルム3世に代わってフランスとの講和交渉に乗り出したのがルイーゼ王妃だった。
 愛国の王妃として人気と尊敬を集めていたルイーゼは、不屈の精神と毅然とした態度に加え、硬軟両面の作戦も駆使してナポレオンに立ち向かった。
 結局この交渉は実らなかったが、感嘆したナポレオンをして「美しき敵対者」と言わしめた。
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 また、1810年病のために急な死を遂げたルイーゼに対してナポレオンは「プロイセンは最高の大臣を失った」と語ったという。
 
そんな人柄を反映するかのような表情が、この壁画にも伺われる。
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 反対側の壁にはヴィルヘルム1世と書かれたプレートを掲げる天使のモザイクがある。
この教会はもともと初代ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世を偲んで建設されたものだ。
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 これらのモザイクは第二次世界大戦で破壊されたが、近年ようやく修復が完成した。
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 そうはいっても修復不可能な個所もいくつかは見受けられた。
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 全体の中央に描かれたキリスト像。
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 モザイクだけでなく、こんな大きなレリーフもあった。
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 りりしい女性像も。
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 キリストの死を悼むマリア。いわゆるピエタ像だ。
 鮮やかに修復されたモザイク画をたっぷりと楽しんで、ルンルン気分で次の新教会に向かった。
 
 

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