超現代!ガラス製の議会議事堂に昇る・・・ベルリン㉛

予約していたドイツ連邦議会議事堂の見学に出かけた。見学は無料だが、申し込みが必要。日本出発前にネットで予約。送られた確認票とパスポート持参で議事堂に向かった。
入場は、議事堂の右脇にあるプレハブのような建物に集合し、本人確認の後グループ毎に引率されていく。
この議事堂、そもそもは1871年にドイツ帝国が誕生、それにふさわしい議事堂建設をと国際コンペが実施され、1894年に鉄骨製のドームを戴くネオバロック様式の議事堂が完成した。 しかし、第二次世界大戦の敗戦で首都はベルリンからボンに移って、建物も放置状態が続いた。
だが、1989年の壁崩壊によって首都がベルリンに復帰することになり、議事堂の修復が始まった。
設計者はイギリスの建築家ノーマン・フォスター。元の屋根に倣ってドーム式の屋根が築かれたが、今度はガラス製という斬新なものとなった。

エレベーターでドーム入り口まで着くと、あとは自由行動になる。ドームは中心に円錐を逆立ちさせたようなガラス製の円柱があり、まるで宇宙へ飛び立つロケットさながらの超現代的な造形。

ガラスドームの円の側面に渡された歩行者用のらせん状スロープを上って頂上を目指す。

あっという間に頂上付近に到着した。

周囲は360度見渡し放題だ。

見下ろすと、こんな具合。あくまでもシャープで現代的な造りだ。

真下はこんな風。この「芯」の部分が光を反射させて
直下にある本会議場を明るくする機能と通風機能を備えている
そうだ。

アップしてみた。この下に会議場がある。

ドームから外に出た。半円形のドームが青空に映える。
直径40m、高さ24m、360枚の鏡、400トンのガラスを鉄鋼製の放物線状
を描くフレームが支えている。

ベルリン中央駅も間近かに見える。

ソニーセンターの屋根はまさに富士山の形をしていることが、ここからだと一目瞭然だ。

ベルリン大聖堂のクーポラは、朝日を浴びて逆光になってしまった。

ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)は遠くに小さく見えていた。

見晴らし台のような小さめの建築物の上にドイツ国旗
。

ガラスドームには何重にも異なった角度で鏡が取り付けられているため、さまざまに変化した風景が映りこむ。
らせん階段を下りて振り返って見上げると、ガラス板に自分の顔が映りこんでいた。
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