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議会議事堂前広場の紅葉と首相官邸・・・ベルリン㉜

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 連邦議会議事堂の見学の後、その前に広がる共和国広場を散策した。議事堂見学が朝だったので、広場散策も午前の温かい日差しが降り注いでいた。
 散策に入る前に、この議事堂にもナチスの傷跡がついていることを、書き残しておきたい。
 1933年2月27日、議事堂が放火されるという事件が起き、青銅の円蓋屋根が焼け落ちた。
 この年は、ヒトラー政権が樹立された年。翌28日すぐさま「国民と国家の防衛のための大統領緊急命令」が発効された。
 大統領に超法規的に何でもできる権限を与えるもので、ヒトラー大統領は次々と自らの政敵を根絶やしにする政策を打ち出した。
 具体的には、ナチスはこの放火事件が共産党による仕業だとして同党弾圧の口実にした。強圧支配がこの事件を機に始まったのだった。
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 さあ、散策に入ろう。まず最初に目についたのは、地下鉄駅から階段を上がって地上に出た瞬間に目に飛び込んだのが、この深紅の樹木だった。
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 そして、。秋の日差しを受けて鮮やかな紅葉を見せていたのが広場の木々。
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 青空との対比で、目が痛くなるほどの素晴らしいコントラストが展開される。
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 ドイツの落葉樹もみごとに紅くなるものだ、などと変なところに感心したりしている。
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 中にはもう落葉も始まっていて、地面もオレンジに染まる。
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 すぐ先には噴水があり、
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 そこに連邦首相府の建物があった。メルケル首相の執務する場所だ。
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 その形や白さなどから、洗濯機というニックネームが付けられているという。
 この地区周辺はシュプレー川沿い再開発の要となる地域で、これからもさらに新しい建物などが建設される予定という。
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 もう一度真っ赤な紅葉をじっくり眺めてから、広場を後にした。

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