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チェックポイントチャーリーから戦勝記念塔へ・・・ベルリン㊱

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 第二次世界大戦は、ドイツが連合軍に無条件降伏して終戦を迎えた。その結果ベルリンは、アメリカ、イギリス、フランス、ソ連の四か国によって分割占領されることになった。

それぞれの占領地域を示した地図が上の図だ。事実上連合国側(白)とソ連側(ピンク)の2地域に分断され、それが国境となった。

チェックポイントチャーリーは、この境界線上に置かれた国境検問所(赤い点の所)。1945年から、ドイツ統一がなされる1990年まで続いた。

 検問所は沢山あったが、外国人、連合国関係者らのための検問所は、こことフリードリッヒシュトラーセ駅との2か所だけだった。

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 統一後は検問所は廃止されたが、2000年に小屋が復元され、観光スポットになっている。

 連合軍側からソ連地域側を向いたパネルには、アメリカ軍兵士の写真が、

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 逆方向にはソ連兵の写真が掲げられている。二人とも1990年初頭に実際にベルリンに駐留していた兵士だという。

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 ここに到着したときは、沢山の観光客が集まっていた。

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 そして、‟兵士”たちと一緒の記念写真撮影が始まっていた。

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 みんなとても楽しそう。

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 この場所にも少し残された壁があった。

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 また、崩壊した壁を記念品として削りとる人のパネル写真も。

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 この日はベルリン滞在最終日、戦勝記念塔(ジーゲスゾイレ)に行っていないことに気付いて、100番バスに乗って塔に向かった。

 この塔は1864年の対デンマーク戦争、66年の対オーストリア戦争、70~71年の対フランス戦争と、3つの戦争の勝利を記念して1873年に建てられた。これらの戦争での勝利で、プロイセンのドイツ統一が導かれた。

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 ただ、最初はもっとブランデンブルク門の近くの共和国広場にあった。それが、ヒトラーの首都改造計画によって、1938年に現在地に移された。

 森鴎外の小説「舞姫」には、ブランデンブルク門の先に記念塔が見えるとの描写があるが、鴎外のベルリン滞在は1887年なので、移転前の塔を表現していることになる。

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 直下から見ると、さすがに高い。67m。展望台になっている頂上へは285段の階段を上らねばならないので、今回はパス。

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 女神像が日差しを浴びてまぶしく輝いていた。

 そういえば、映画「ベルリンー天使の詩」では、天使ダミアンがこの女神像に腰掛けてベルリンの街を眺めるシーンが印象的に映し出されていた。

 塔が完成した1873年は、岩倉具視や伊藤博文ら明治の新政府中枢を担う主要メンバーがベルリンを訪問している。なので、完成したてのこの記念塔を見ていたものと思われる。

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 その使節団を招いて夕食会を催したのが、時の宰相ビスマルク。彼の像も塔のすぐ近くにあった。



































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コメント

こんばんは~♪
記念塔、285段の階段はすごいですね。
わたしは、高所恐怖症ですし、階段をみるのは好きですが、登るのは苦手なのでハードルが高いです。

上から見る景色は、きっと素晴らしいんでしょうが、下から見上げる女神もステキですね♪

投稿: がーこ | 2016年5月23日 (月) 00時41分

がーこ様

 こんばんわ。高い所へはわりと上るたちなんですが、あの時はもう旅行の最終日で疲れ果てていました。それに、議会議事堂の塔には上っていましたから。
 もう間もなくドイツ編は終了して、新しいテーマのものを始める予定です。そのときはブログそのものも変える予定なので、よろしくお願いします。

投稿: gloriosa | 2016年5月23日 (月) 20時41分

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