ヴェネツィアのカーニヴァルが始まった

　ロシア・ソチでは今、スポーツの祭典オリンピックの真っ最中ですが、イタリア・ヴェネツィアでは今日からヴェネツィア・カーニヴァルがいよいよ始まります。正式には来週の土曜日からのようですが、 公式行事に先立って今日１５日から各種イベントが予定されています。それで、少し前のものですが、２０１１年に行った時の未掲載写真が残っていたので、これでカーニヴァル気分を味わってもらいましょう。

　金銀のきらびやかな衣装に赤い薔薇。華麗な変身ですね。

　こちらはシックな赤のコーディネート。

　仮面３姉妹！

　公式行事「マリエの行列」に選ばれた女性。

　スタイルも抜群です。

　随分と手のかかった帽子。

　帽子から仮面、洋服、バラと、すべてピンクで統一しています。

　仮面の表情がちょっとアンニュイ！？

　仮面の人と記念撮影してる人も多かった。

　よく見ると、随分高価な衣装のようで・・・。

　サンマルコ広場から少し離れた通りで見かけた、“孤独な兵士”

　サンマルコ広場のイベントで活躍したお嬢さんたち。

　今年のカーニヴァルは３月４日まで。ヴェネツィアはその間狂乱の日々が続きます。

ヴェネツィアは今、カーニヴァルの真っ最中

　ふと気がつくと、今、ヴェネツィアではカーニヴァルの真っ最中です。（今年は２月１１日から２１日まで）。去年のカーニヴァルの写真でまだ使っていない分が結構残っていたので、それを紹介しちゃいましょう。まずは、可愛らしい少女の仮面姿から。

　初日のイベントの模様ですが、今年も同じような舞台が出来ているようです。

　春を迎えるのにふさわしいパステルカラーが爽やかだった。

　こんな不思議な帽子の人も。

　何をそんなに怒っていらっしゃるのか？

　このくらい朗らかにしていてほしい・・・。

　こちらは、これからドラマが始まるような予感が・・・。

　カフェ・フローリアンの店内にも中世の人々が集まっている。

　誰がこんな長手袋を身に付けるのだろうか。

　笑顔の目が優しい。





　遠目からはグロテスクにさえ見えたが、近づいてみると美しい目をしていた女性。

　このおじさんは名物おじさんのようで、毎年カーニヴァルには登場しているようだ。

　ちょっと寒いけど、飲むんならやっぱりビールだね。

　いろんな変装もあるけど、子供の可愛さには到底かなわない。

　夜に入ってもカーニヴァルは終わりを知らない。

　おじさま、おばさま達もみんな元気。

　でも、若者たちの恋の語らい（？）がいちばん様になる。

ヴェネツィアのカーニヴァル２０１１ イベント編

　ヴェネツィアのカーニヴァルというとただ仮面の扮装の人たちが街をうろうろするだけ、と思っている方が多いようですが、一応イベントもあります。その代表的なものが「マリエの祝祭（ＦＥＳＴＡ　ＤＥＬＬＥ　ＭＡＲＩＥ）」。

　これは１０世紀の出来事に由来するものです。リド島に嫁入りする花嫁が海上でダマルチアの海賊に襲われ、花嫁と持参品がそっくり奪われてしまった。それに怒ったヴェネツィア市民はその海賊を追跡、見事花嫁と持参品を取り戻した。その勝利を記念して貧しい階層の娘１２人に対して富を分け与えた。そのエピソードを基に、毎年カーニヴァルの初日に１２人のマリエ（女性たち）がパレードを行います。

　パレードは島の東端にあるサン・ピエトロ教会から出発します。先頭はブラスバンド。

　中世の兜を着けた兵士たちが続きます。相当思いそうですよ。

　その後、マリエたちがゴンドリエーレたちに担がれて行進してきます。

　それぞれのマリエたちはカーニヴァルの２週間ほど前に選ばれるそうです。

　この女性は、まるで人形のような顔立ちですね。

　さらにその後にも中世の衣装の市民たちが並びます。

　パレードはスキアヴォーニ河岸に差し掛かり、すごい混雑状態の中を行進して行きます。

　ため息の橋のあたり。もう全く身動きがとれません。

　やっとサンマルコ広場に到着して、特設舞台に上がったところです。３年前はこの後いろいろなスペッターコロが展開されたのですが、今年はあまり見るべきものはありませんでした。

　こちらは、翌日に行われた「天使の飛行（ＩＬ　ＶＯＬＯ　ＤＥＬＬ‘ＡＮＧＥＬＯ）」。高さ約１００ｍの鐘楼から広場に天使が舞い降りるというイベントです。今年は女性がぶら下がっていますね。

　おっと、空中に飛び出しました。

　どんどん鐘楼から離れて行きます。

　かなり地上に近くなりました。若い女性ですね。

　見事地上に着地。この女性は去年マリエに選ばれたシルヴィア・ビアンチーニさんでした。

　今年のカーニヴァルはあまりにも人が多すぎて、サンマルコ広場では身動きが出来ないような状態でした。また、イベントも３年前の経験からすると、簡略化されてしまったような感じ。広場周辺は企業広告が景観を損ねてしまっているし、カーニヴァルも曲がり角に来ているように思われました。

　次回からはウイーン編をお届けします。

ヴェネツィアのカーニヴァル２０１１ 素顔編

　今回は素顔編。世界各国から祭りを見に、または参加しに集まる大イベントなので、国籍もさまざまなようで。

　この少女は友人たち５人で来ていました。とっても可憐ですね。

　この女性はしっかり笑顔で写真に応じてくれました。

　彼女は「スペインのミス・コンテストで優勝したミス・スペインだよ」と彼女と一緒にいた男性が教えてくれました。

　こちらはカーニヴァルを取材に来た地元テレビのアナウンサー。でも、マイク、でかいですね。

　アラブからの観光客でしょうか。カメラを向けたら、ニッコリ！

　彼女はサンマルコ広場でパントマイムを披露した大道芸人。大きな拍手を浴びていました。

　広場に設けられた舞台の袖でスタンバイしていた係員。

　とっても可愛らしいお嬢さん。

　こちらはアクティヴな印象の女性ですね。

　最後は仮面から素顔に戻る瞬間。こんな一瞬もちょっと面白い感じ。

ヴェネツィアのカーニヴァル フェイスペインティング編

　カーニヴァルには、仮面がなくとも手軽に参加する方法がある。それがフェイスペインティング。サンマルコ広場の周辺では即席のペインティング屋が開業して、数分でお好みのペイントを施してくれる。そんな光景をどうぞ。

　この女性はファッションセンスも抜群！彼女にペインティングしてもらおうと列が出来ていました。でも、皆が彼女のようになれるとは限りません。

　こちらのペインティングは蝶々の羽根模様？

　お嬢ちゃんも、こわごわながら化粧してもらってます。

　こんな現代風なペインティングも人気があるようで。

　やはり、人に施すイラストや配色は自分のものに似てしまうようですね。

　ピエロちゃんは笑顔がピッタリ似合ってます！

　その弟君は、あまりうれしくもないようで・・・

　化粧する時の女性の顔って、男性はそんなにまともにみたことはないので、よい観察の機会になりました。（笑）

ヴェネツィアのカーニヴァル２０１１ 仮面グループ編

　カーニヴァルの仮面はいろいろですが、顔全体を隠すもの以外に、部分的に隠す仮面も一般的です。そんな仮面を中心にカップルやグループの人たちを選び出してみましょう。

　このカップルはシックな服装がとてもお似合いで、相性も抜群！

　こちらは女性同士。イタリア人じゃないですね。

　服装の派手さは引けを取りません。

　子供たちのグループ。3人姉妹でしょうか？

　こちらは間違いなく姉妹です。まだ仮面には少し不慣れなようで・・・。

　急遽衣装をそろえて繰り出した、といった感じですね。

　対してこちらはポーズも堂に入って、すっかり馴染んでいます。

　「写真を撮らせて」と頼んだら、お姉ちゃんはすぐにポーズを決めてくれましたが、弟の方はちょっと照れてしまった。ここでも男女の差が出ますね。

　仮面のつけ具合が悪かったのか、女性は目のあたりを気にし、男性は心配そうに見守っています。ちょっと良い感じの光景だったので、一枚。

carnevale di venezia ヴェネツィアのカーニヴァル２０１１ 仮面編

　ヴェネツィアのカーニヴァルは今年も華々しく行われました。期間は、移動祝日であるイースターの期日と連動するのですが、今年はイースターが遅いため2月26日から3月8日までという3月にかかる遅い期間になりました。いくつかの行事もあったのですが、わかりやすいのは仮面のオンパレード。まずはそんな模様からの紹介です。

　仮面の扮装をしていても、単なる観光客のにわか仮面の人たちも沢山いるのですが、この二人は結構いい雰囲気出してました。

　この人も多分常連でしょうね。構え方に年季が入っています。

　顔立ちと小道具の形が妙にシンクロして・・・

　だいたいよい天気だったのですが、この日だけは曇りがち。でも、この色彩はそんな天気に似合っているような。

　道具立てが凝っていて、カップルの色の相性もぴったり。

　いわゆる伝統的な衣装ではない、張りぼて調。こうなると単なる仮装大会状態です。

　やっぱりこんなイメージでないと、ヴェネツィアとは言い難いですよね。

　仮面をかぶっていても、顔には入念な化粧を施しているのが、目の周りをよく見るとわかりますよね。

　ポーズの取り方も、慣れている人はやはり堂に入っています。

　こんな赤と黒。スタンダールのような仮面カップルも。

　朝早い時間で、朝日が昇ってきたところ。ちょっと光で遊んでみました。