カイザー・ヴィルヘルム旧教会の夜景を仰ぐ・・・ベルリン㉖
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翌朝、改めてブランデンブルク門に出かけた。前日はイベント初日ということもあって群衆のざわめきの中での鑑賞だったので、無人の静かな夜明けの中で、門をじっくりとみたいと思ったからだ。
この日の日の出は7時22分。約1時間前に地下鉄に乗り門に向かった。滞在のホテルは中央駅前にあり、最近できた地下鉄U55を使えば、数分で門に到着する。
地上に出てみると、まだ暗い青の広がる空を背景に、白熱灯に照らされた門が、オレンジ色に浮かび上がっていた。
18世紀末、アテネ・アクアポリスの門をモデルに築かれた門。プロイセン王国の凱旋門として建設されたのだが、第二次世界大戦後の冷戦時にはこの門も壁に囲まれ、東西ベルリン分断の象徴としての印象が強くなってしまった。
上部にある4頭立ての馬車(カドリガ)と、それに乗った勝利の女神も金色に輝いている。
このカドリガは、普仏戦争に勝利したナポレオンに奪われて、1806年に一時パリに持ち去られたが、7年後のライプツィヒの戦いで勝利して取り返したといういわくつきのものだ。
そんな歴史を踏まえてか、前夜のプロジェクションマッピングにも馬が登場していた。
しかも、その馬が空に向かって飛び立つ光景が演出されていた。
門の脇には、独特の形をした街灯と、その上空に細い細い三日月が姿を見せていた。
徐々に空が明るくなり始めた。右側の大きな建物はホテルアドロン。ドイツ随一の五つ星ホテルとして、チャップリン、アインシュタイン、トーマスマンなど世界各国のエスタブリッシュメントが利用したホテル。
夜明けだ。ウンター・デン・リンデン通りの向こう、空が燃えるように赤く染まった。
ここからは、前回紹介しきれなかったマッピングの残りを紹介しよう。鳥の羽ばたく場面。
門が白く輝く。
縁どり付きの門
街は夜のまどろみから、次第に朝の目覚めへと移って行く。
すっかり朝が明けた。イベント時の混雑と、早朝の静寂とを半日のうちに体験できたのは、とても心躍る体験だった。
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ベルリンに着いたのが「光の祭典」の開始当日。チェックインしてすぐブランデンブルク門のあるパリ広場に出かけてみた。
ただ、まだ日没前だったので、近くで早めの夕食を済ませ、改めて門に戻った。
到着してみると、もう門に映像を投射するプロジェクションマッピングはスタートしていて、門の前は大混雑。人垣をかき分けながら写真の撮れるポジションを探し、人々の頭越しに撮影を試みた。
この門は、ベルリンを取り囲む18の門のうちの1つ。ベルリンの西90キロにあるブランデンブルクにつながる門ということで、この名称が付いている。
そもそもはプロイセン王国の凱旋門として築かれたものだ。
マッピングは次々と変化して、こんな炎がはじけるような演出も。
遠くから見るとそんなに大きくは見えないが、高さは26mある。
全体がブルーに変わった。
門の幅は65,5m。あちこちでのスマホでの撮影がしばしば画面に映りこんでしまうのはしかたがないか・・。
門には6本のドーリア式の円柱が立ち、5車線になっている。
あれあれ、ベートーベンが登場した。
次にはピアノ。やっぱり音楽の偉人を沢山輩出している国ならではのマッピング。
中央の通路は王家の馬車専用道になっていた。幅が5.6mと広い。
対して、両脇の計4本の通路は一般の人たちが通る道で、幅3.6mとちょっと狭目になっている。
こんな風にプロジェクションマッピングは数人のアーティストによる競作の形で投射された。初日ということで人も多く、もみくちゃになりながら、でも楽しく見ることが出来た。
ただ、ルーアン、シャルトルなどフランスの各地で見てきたマッピングは、大聖堂という大きなスクリーンへの歴史的なストーリーを基にしたマッピングだったが、ここは門の幅の狭さ、ストーリーの浅さなどから、少々物足りなさを感じるものだったかなあ。
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日の暮れゆく中で、改めてドゥオモ広場を眺めている。細いカヴ-ル通りから急激に空間が膨張するように広がる。
手前左側には市庁舎。
その先にはドゥオモ。
右側にはベネヴェンターノ・デレ・ボスコ館。いずれもバロックの華やかなファザードを持つ館が広場を取り囲んでいる。
広がった空間は、その先で次第に狭まって行き、奥に建つサンタルチア・アッラ・バディア教会によって閉じられる。
その変則楕円の形状は、周囲の高さを持たない建築群によって、空に突き抜ける空間を強調する結果となる。あくまでも澄み切った青空から、
じんわりと深みを加えた藍へと変わり始め、
漆黒の闇に色彩を変えて行く昼から夜への変化を、建築群を照らすオレンジの照明がさらに強調し、他のどこにもない唯一無二の劇的世界がここに生まれることを、この広場に立って初めて実感した。
その興奮は、帰り道でももう1度高められた。カヴール通りが“燃えていた”。
白い蛍光灯などは一切使わないオレンジの照明は、通りの両側に接するように建てられた館を照らして、かつて見たことのないほどの濃さで輝いていた。
まるでロウソクの灯の中を歩いているような色彩感。
ホテルのオーナーが熱心にこの通りを勧めてくれた理由がよくわかった。
そんな通りの一角で、こんな和風のイラストをみつけた。ほっこりとした気持ちでゆったりと帰路に着いた夜だった。
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街を夕焼けが包み始める。夕陽を見に海岸に向かった。
海岸に通じる道も狭い。キケロが訪れ、アルキメデスが駆けた2000年以上前の時代からあったであろう、このような小路歩くことの喜びの気持ちも湧き上がってくる。
前方に街灯を見つけた。まだ灯は点いていないが、夕焼けの空をバックに、まるで点灯しているかのように赤みまで帯びている。どこか懐かしい風景。
石畳の坂もすっかり黄金色になっている。カップルが通り過ぎた。道に映された2人の影。ほのぼのとした黒さ。
海岸にはヨットが係留されていた。船の存在だけをシルエットにしてキラキラとさんざめくに光の粒が、海面を埋める。
この海面はイオニア海の西端近くに当たる。ここからほんの少し西に行けば、もうそこは地中海だ。
日はさらに傾き、ちょうどヨットの帆の先端にかかってきた。日常の何気ない営みとして、太陽は昇り、また沈んでゆく。
悠久の営み、そのごくごく短い一瞬の時間を与えられて、私たちは生きている。でも、その一瞬でさえも、何と劇的で変化に富んだ光景を見せてくれるのだろうか。
また広場に戻った。ドゥオモのファザードが夕陽の残り火を受けて、暗く色づいている。
ああ、こんな時間だったのだろう。メロスがシラクスにたどり着いたのは・・・
そう、このシラクーサは、太宰治が綴った「走れメロス」の舞台でもあるのだ。
時代は紀元前5~4世紀ごろ、暴君として登場するのが僭主ディオニュシオスをモデルとしたと思われる「シラクス」という国の王・ディオニス。王を懲らしめようとして簡単に逮捕された村の牧人メロスは、妹の結婚式に出席するため、友人のセリヌンティウスを人質に、3日の猶予をあたえられた。
3日後の日没までに帰らなければ、友人が処刑されてしまう。
妹の結婚を見届けた後、さまざまな妨害、障害を乗り越えて、メロスはぎりぎり「夕陽を受けてきらきら光るシラクスの市の塔楼」が見える所までたどり着く。
「あなたは遅かった」。知人に言われて、赤く染まった夕陽の空を見上げてメロスは叫ぶ。
「いや、まだ夕陽は沈まぬ」。
そして「最後の一片の残光も消えようとしたとき、メロスは疾風の如く刑場に突入した」。
そんな、太宰の熱い筆致を思い出しながら、シラクーサの日没を見つめていた。
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