ウルビーノ街歩き2
ウルビーノの最終回。最も印象的だった旧市街地の夕焼けが、今でもはっきりと思い出せる。
中世のフレスコ画が残っているというサン・ジョヴァンニ祈祷堂に向かった。バスターミナルに降りてゆくマッツィーニ通りから右側の小路に入り、ちょっと歩くと突きあたりに祈祷堂がある。中学生の団体が入場するところだったので、少し入口で待機。そのすぐ横にあるマッツィーニ通りに降りる階段から、ドゥカーレ宮殿の塔が臨めた。
中に入ると、四方の壁全面がフレスコ画で埋めつくされていた。サンベリーニ兄弟が描いたという「聖ジョヴァンニの生涯」だ。
とにかく中学生たちがにぎやかに写真を撮りまくっていたので、なかなか落ち着いて見ることが出来なかったけど、色の鮮やかさにはびっくり。
この聖人たちの表情やピンクの色彩も興味深い。
聖人の団体行進なんて、ちょっとユーモラス。
祈祷堂から、一旦ホテルに戻って荷物を受け取り、バスターミナルに向かう。途中からでも、家並みの途切れた地点だとドゥカーレ宮殿の姿をあちこちで垣間見ることが出来る。
ターミナル近くの店に飾ってあったサングラスに、町並みが映っていた。
そしてここがバスターミナルのあるメルカターレ広場の入り口。この坂もかなりの急坂だった。
前回掲載し忘れた夕方から夜にかけての風景を少しだけ。午後8時ころのブルノ・ブオッジ通り付近からみた夕焼け。
ドゥカーレ宮殿の真下から見上げた夜景。手持ちだったのでブレてるのはご容赦を。
帰りがけ、レップブリカ広場ではバルセロナとインテルとのサッカー試合を街頭中継していた。ワールドカップ直前だったせいもあり、広場中が歓声に包まれていた。
これでウルビーノともお別れ。小さい街だったが、歴史を背負ったゆったりした時間が流れているのを感じることが出来た。
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