デン・ハーグと北海の夕陽
デン・ハーグはデルフトからトラムで10分程度。オランダの中ではアムステルダム、ロッテルダムに次いで3番目に大きな都市です。実はここには国会議事堂や内務省などの政府機関が集まる、政治の中心地。ベアトリクス女王の宮殿もここにあります。そして北海という海に面したバラエティに富んだ地域でもあります。
前回紹介したフェルメールの代表作を所蔵したマウリッツハイス美術館はここにあります。小じんまりした美術館ですが、「デルフトの眺望」「真珠の耳飾りの少女」の2点を見るために世界中の人たちがここに集まってきます。私たちが行った時はちょうどすいていたため、名画をほぼ一人占め状態でじっくり見ることが出来ました。
こちらは国会議事堂。13世紀の「騎士の館」が現在も立派に残って活用されている。
この周辺はビネンホフという地区で、政府機関が集中している場所。右側の三角にとがった屋根が内務省、青い円錐状の屋根が厚生スポーツ省、その後ろの白く上昇して行くような屋根が教育技術省だということでした。それにしても国の建物がこんなに斬新だなんて、なかなかないことのような気がする。
ベアトリックス女王の住む宮殿近くまで散歩に出ました。途中は心地よい林の散歩道。
道の途中に自転車がぽつんと置いてあったのが、妙に風景に溶け合っていました。
女王の宮殿の入り口。もちろん、中は見られませんでした。
夕食を北海の海岸にあるレストランに食べに行ったのですが、そこで素晴らしい夕陽に出会いました。地中海やアドリア海はなじみの海になりましたが、北海をこんなにじっくりと見たのはこの時が初めてでした。ふと見ると、右端に夕陽を見つめるカップルが・・・・
ビネンホフは、夜になるとまた違った顔を見せます。ホフフェイファの池に反射して黄金色に輝く夜の姿は華麗の一語。
先ほどの厚生スポーツ省が、夜はこんな風に。
マウリッツハイス美術館のライティングが一番 明るかったような印象です。
そして、正面に回ると、あのフェルメールの少女がじっと見つめていました。
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