ミラノ

ミラノ大聖堂が光で変化する

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ミラノの大聖堂は光による色彩の変化を楽しめる建築でもある。太陽が傾いてくると白かった壁面が徐々にオレンジに変わって行く。

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 ドゥオモ広場の後方から見ると、広場にあるヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世の騎馬像がシルエットになって浮かび上がる。

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 脇に回って近寄ると大聖堂の大きさが実感できる。

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 もうかなりオレンジに変わってきた。青空との対比がとても美しい。

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 間もなく日が沈もうとする時間には、オレンジというより赤くなった壁面が圧倒的な存在感だ。

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 日が暮れて、大聖堂のライトアップが始まった。夕陽と違って白っぽい姿に変身だ。

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 人工のライトが光を増していく。

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 空のブルーがどんどん濃くなっていくにつれて、大聖堂の壁面は金色に輝きだした。この間約1時間。旅先でのこんな贅沢な時間の過ごし方も、たまにはいいかな、と思う。

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ミラノ大聖堂とガッレリア

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 大聖堂の屋上から降りたときはミサの最中だったので、隣にあるヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアにあるカフェで時間をつぶした。以前紹介したパリやブリュッセルのパサージュと同様に、ガッレリアは道路の上を鉄骨とガラスで覆い、天候に関係なくゆったりと通行できるショッピング通りといった形。ただ、こちらはスケールが一段と大きい。

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 入口はこんな風。イタリアではナポリにもガッレリアがあるが、それと比べてもこちらの方が雄大だ。

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 1877年の完成。エッフェル塔が鉄の工作物としての新しい時代を切り裂いたように、鉄とガラスの組み合わせが光を十分に取り入れた開放的な半室内空間を演出している。プラダ、ヴィトンなどのブランド通りでもある。右手前はイヴ・サンローランですね。

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 スカラ座に通じるドゥオモと逆方向の出口にはボテロの豊満な彫刻が立っていた。多分期間限定の展示だったと思う。

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 ミサが終わったようなので、大聖堂に入ろう。と、その前に正面扉の浮き彫り彫刻に注目。中央の大扉には聖母マリアの生涯が記されている。これは受胎告知の場面。

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 こちらはキリストの磔刑場面かも。

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 内部は、奥行き157mととてつもなく大きな空間。その大きさのためか、がらんとした印象だ。

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 柱とアーチが果てしなく続いて行くイメージだ。

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 絵画もあちこちにぶら下げてあるといった形。万単位の人が入れるくらいの巨大な空間だが、あまり美術的な面白みはないようだ。

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 ただ、ステンドグラスは大きな分だけ迫力十分だった。

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 夕暮れになり、大聖堂とガッレリアのライトアップが始まった。空の青さが浸みるようだ。

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ミラノの大聖堂に昇る

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 既に掲載していたと思っていたミラノの大聖堂がまだ未掲載だったのに気付きました。それで、この大聖堂を数回にわたって紹介しましょう。

 ミラノ中央駅から地下鉄3号線で4つ目・ドゥオモ駅で降りると、この大聖堂が目に入る。その大きさ、ゴシックの極みのような尖塔群など、まさにミラノのランドマークだ。

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 高さ108・5mのこの教会は、エレベーターで屋上に昇ることが出来る。早速昇ってみよう。途中に見える柱とアーチの組み合わせはまるでシルクのように繊細で、思わず触ってみたくなるほどだ。

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 また垣間見える尖塔の群れにも目を奪われる。尖塔の数は135本だという。

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 装飾アーチを間近に見ると、恐ろしくなるほどきめ細かに並べられている。ミラノっ子の間では仕事などがいつまでも終わらないことを「大聖堂の現場のようだ」というのだそうだ。1386年に着工されながら、完成したのが1887年と約500年もかかったことから、こんな表現になったのだろうが、それだけの細工もまた入念に行われたということだろう。

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 柱の隙間から眺めると、無数の彫像が中空に並んでいる。その向こうははるかアルプスだ。

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 やっと屋上にたどり着いた。正面にそびえるのがマドンニーナと呼ばれる黄金の聖母像。屋上からでも、こんなに遠く感じる。

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 屋上はこんな風に中央が通路のようになっており、最盛期にはまるで路上のように沢山の人たちで混雑する。

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 天上から見下ろす聖人たちの像はすべて合わせると2245体。それでは時間もかかりますよね。日本と違ってヨーロッパでは一つの建物が完成まで何世紀もかかるということがよくある。スペイン・マドリードの王宮も500年かかったという話を聞いたことがあるし、ガウディの聖家族教会も100年以上かかってまだ未完成だ。

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 ずいぶんと長い間、ミラノではこの大聖堂より高い建物は禁止されていたという。神に対する畏敬の念だろう。しかし、1960年、中央駅前のピレッリ・ビルがここを抜いて127mのビルとして建設された。2002年4月、あのニューヨークの9・11事件の半年後に小型機が衝突してあわやアルカイダのテロかと一時騒がれたあのビルだ。

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 イタリアの多くの他の都市と違って、ミラノは旧市街と新市街の区別がつきにくくなっている。屋上から見るとすぐ近くに現代的なビルが林立しているのがわかる。

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 すぐ下を見下ろせば、名物のガレリアの入り口が見える。その右側にはデパート・リナシェンテが続いている。

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 こんな風に外壁のあちこちに子供や動物の像も見かけられる。そんな像を見つけて歩くのも面白い。

 

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