フランス・パリの風景

会場は異次元の世界だったージャパンエキスポ・パリ下

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 ステージ外でも、会場では至る所でコスプレにぶつかる。完全にキャラクターになり切った人。

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 人気キャラクターに囲まれ、うれしそうに記念写真に収まる少年も。

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 こちらは紙製のキャラクター。

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 精巧に出来てるよねえ。

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 髪の毛を水色に決めた人。でもタレントでもなく、全くの素人マドモワゼル。

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 「KAWAII AREA」で実に楽しそうにしていたマッチョ男性。

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 ワンピースの帽子をかぶってポーズを決めたお嬢さん。

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 古代ローマ兵士がちょっと和風にアレンジした服を着たところ!?

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 ピンクの髪はやっぱり目立ちます。

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 こちらはパイレーツオブカリビアン?

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 浴衣姿も結構見かけた。

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 これって、剣道着だよね。

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 和服といえば和服なんだけどね・・・。

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 こちらのお嬢さんはちょっとお疲れ風。

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 うさぎちゃんもいました。

 5日間の会期中、約18万人の来客があったという。全くの門外漢が場違いの世界に足を踏み入れてしまった数時間だったが、フランスの若者がこんなに日本に親近感を抱いてくれることにびっくり。近年、日本のテレビドラマなどでも漫画原作のものが続々登場しているし、“漫画恐るべし”なのか、従来の脚本家の弱体化なのか、いろいろ考えさせられることも多かった。いずれにしても、外国に行くといろんな機会に日本のことを考えさせられることが多くなるような気がする。









































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ステージ上はコスプレの競演ージャパンエキスポ・パリ上

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 7月、パリに着いた日にジャパンエキスポなるものに行ってみた。この催しは、外国に広く日本のさまざまなカルチャーを紹介する見本市というもの。伝統文化などのブースもあるが、圧倒的な中心は漫画、アニメなどのサブカルチャー。今回が15回目ということで、すっかりパリでは恒例行事のなりつつある。出かけたのは5日間開催のうちの3日目。パリ・ノルド駅からRER線に乗って約30分、ドゴール空港すぐ近くにあるノール・ヴィルパント見本市会場に着くと、一気に不思議な世界が目の前に現れた。

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 広い会場内は見渡す限りコスプレ姿のパリの若者たちでびっしり。

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 しかも特設ステージでは、そんなコスプレ達のコンテストが行われ、次から次へと派手な衣装に身を包んだ若者たちが登場しては自己アピール。その格好はほぼ日本のアニメなどに似せたものらしい。

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 唯一わかったのは、麦わら帽子姿の「ワンピース」。

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 そうそう。マリオもいた!

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 強烈な迫力のサソリ女?

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 派手派手扮装の2人組。

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 こちらの少女は、「KAWAII」のコーナーで。

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 白髪の剣士は、ちょっと気弱そうな感じだったが、ポーズはしっかり。

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 こんな6人組のグループも。

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 ロシア風な美人のお嬢さん、なぜか出刃庖丁に血がべったり!

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 刺した相手と一緒に決めポーズ。

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 あれれ、日本人の双子(!?)タレントも。

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 沖縄の情報発信コーナーもあり、沖縄娘が唄を披露。

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 ステージ上ではなかったが、この女性はレベルの高いパフォーマンスで観客を沸かせていた。

 アニメワールドとはほとんど無縁の場所で過ごしてきた者としては、それぞれが何のコスプレかはちんぷんかんぷん。でも、フランスの若者たちにはすごい浸透ぶりなのだということを初めて実感した。

























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パリコレ!?ファッションショーに遭遇

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 7月、パリを散歩中パレロワイヤル付近で、奥の庭の方から歓声が聞こえた。行ってみたら何と野外ファッションショーの最中だった。何のブランドのものかファッションには全く知識がないので不明だが、とにかく華やかな瞬間に出会えた。

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 飛び込みなので撮影環境は最悪。でも何とか雰囲気だけはわかるかも。

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 ウェディングドレス風だけど、背中にとげとげが一杯。

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 モデルさんの表情が決まってる!

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 モデルさんはいずれも長身で190cmは楽にありそうな“巨女”ばかり。

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 このサングラスは何?

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 どの辺がトレンドなのかなどは一切わかりません。

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 ショートパンツ(?)姿も。

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 ショーが終わって、関係者の記念撮影。

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 見上げるほど大きなモデルさんたち。

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 ショーの出演者ではないが、カメラマンのフラッシュを浴びていたマダム。

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 この人はデザイナー?

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 どう見ても業界人!

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 モデルさんの2ショット

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 関係者とみられる人たちもたくさん集まっていた。









































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パリで見つけた不思議なものたち

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 今回は、パリの街を歩いていて見つけた、ちょっと変わった風景をご覧いただきましょう。

まずトップバッターは、ノートルダム大聖堂の壁から顔をのぞかせている奇妙な怪物たち。

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 何十頭もの怪物が建物の先まで首を伸ばしています。開高健は小説「夏の闇」の中で「咆哮しようとして口を開けた瞬間に凝視を浴びせられた姿勢で、怪獣は凍りついている」と描写しました。

実はこれはガーゴイルと呼ばれる、雨水を下に落とすための排水溝なんです。屋上や屋根に降った雨水の水滴は、そのままにしておくと外壁やステンドグラスにぶつかって長年の間に建物を傷めてしまいます。それで、水滴を建物からなるべく遠くに落とすために考えられたというわけです。

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 犬やライオンなどといった実在の動物だけでなく、架空の生き物もいろいろ登場しています。それは、当時の職人さんたちの自由な発想に基づいた、ユーモアあふれる空間の遊び心なんだと思います。

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 オペラ大通りから東に向かって、エティエンヌ・マルセル通りを歩いて行くと、突然道路の真ん中に馬に乗った戦士が現れます。どうしてこんな場所に?と思うのですが、前を行く淑女は全く気にも留めずにさっそうと通り過ぎて行きます(ヴィクトワール広場付近)。

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 さらに歩いて行くと、地下鉄エティエンヌ・マルセル駅前に、こんな巨大な壁画が出現!急な坂道の下ではおじさん二人が音楽を演奏中。そのずっと上を荷物を持った紳士が坂を上って行きます。頂上で手を振っているのは紳士の娘でしょうか。いずれにしても、不思議な絵。

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 トゥルビゴ通りを歩いていると、こんなポスターが。SUPERDRYは極度乾燥、しないのか、しなさいなのか、一体どっちなの?

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 サントゥスタッシュ教会前広場。ころがっているこの巨大な顔と手は何?

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 ノートルダム大聖堂が良く見えるトゥールネル橋に来ました。その橋げたにはこのように無数のカギがぶら下がっています。これはよくある幸せのカギなんでしょう。それにしてもすごい数です。

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 エッフェル塔にほど近いラップ大通りの一角にこんな大掛かりな線描画が描かれてありました。いたずらレベルではないのですが、何とも不思議な絵ですよね。

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 オペラ座近くの道路にコックさんが勢ぞろい。決して賃上げ要求のデモではないようです。表情が柔らかいですからね。

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 パリの中心街に風車?いえいえこれは有名なキャバレー、ムーラン・ルージュ。画家のロートレックが通った店ですね。それにしても夜なら雰囲気が出るんでしょうが、昼だとなんかそぐわない感じ。

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 その近くにあった秘密の洞窟?そんなことないです。地下鉄入口。ちょっとアールヌーボー風。

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 前回紹介したパリ市立ロマン主義美術館にあった、ジョルジュ・サンドの髪の毛。ちょっと生々しい感じでした。

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 夜現地のテレビに登場していたサルコジ大統領の人形。かなり似ていますよね!

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 最後は、パリではなくアミアンの川の風景。よく見ると、川の真ん中に人が立っていますよね。本当の人物ではなく人形なんですが、何の目的でこんな場所に人形を置いているのか、全く見当もつきません。

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パリ最大のデパート、ギャラリー・ラファイエットから街を見る

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 パリ中心部で、無料で街を見下ろせる場所が、もう一つあります。それがギャラリー・ラファイエットの屋上。買い物は後にしてまずは身軽な時に屋上まで上がりましょう。そこではこんなサクレクール寺院の偉容を間近に見ることが出来ます。ただ、この教会は北側にあるので、南側と違って別のビルが近くにあり、ビルとビルとの隙間から見る形になります。

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 南側のすぐ前には、オペラ・ガルニエ、つまりオペラ座があります。正面側ではわからないこんな屋根の姿が見られます。

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 その横にあるクーポラもすぐ目の前。

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 ちょっと先にはエッフェル塔がそびえています。やはりどこから見てもこれが一番目立ちますね。

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 と、そんなパリらしい風景をバックに、若いカップルは楽しげな語らいの最中です。

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 右手の金ぴかのドームはアンヴァリッドでしょうか。

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 頭を半分だけ出しているのが凱旋門。

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 あれでは欲求不満になるでしょうから、凱旋門の正面からの写真もご覧いただきます。コンコルド広場からの景色です。この通りも、今年はおととい、11月23日に年末用のイルミネーションが始まったようですね。

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 室内に戻って、ラファイエット名物のガラス天井をどうぞ。デパートの屋上とは思えませんね。

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 売り場の中心にある吹き抜け部分は、まるで歌劇場の観客席のように華麗な設計です。

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 1階部分にはディオール、シャネルなど一流ブランドの店がずらりと並んでいます。でも、私には縁遠い場所です。

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 毎週金曜日にはミニファッションショーが開かれます。ちょうど金曜日で、ちょっと覗いてみました。さすが、パリのモデルさんは美人です。

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 ただ、ちゃんと見るためには事前予約が必要です。

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 本店の前の通り。毎日10万人もの買い物客が出入りする老舗デパートは店舗自体がエンターテインメントの要素をしっかり持っていました。

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エッフェル塔と日没、アラブ世界研究所屋上から見たノートルダム

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 前回に続いて、モンパルナスタワーの屋上からパリの夕暮れを見ています。19世紀は産業革命の時代。7300トンの鋼鉄を使ったエッフェル塔は1889年に完成しましたが、まさにその時代を象徴する建造物でした。そして、今も光の都パリを象徴する輝きを発していました。

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 その前の時間帯。西の地平に太陽が沈んで行きます。この日の日没は午後7時37分。こんな光景はちょっと珍しいかも。

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 エッフェル塔は次第に空の茜色に包まれてきました。

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 ライトアップが始まりました。まだ周囲が薄明るいので、ライティングは目立ちません。

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 完全に日が沈みきって、ようやくエッフェル塔が浮かび上がります。

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 午後8時になり、日没後の毎正時に5分間だけ行われるフラッシュライトがキラキラ輝きました。

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 翌日、ポンピドーセンターの近くにあるアラブ世界研究所に出かけました。アラブ問題に関心があるわけではなく、ここの屋上から街を眺めるためです。10階建てのビルは、セーヌ河岸に総ガラス張りのモダンな姿で迎えてくれました。

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 壁面を見ると、全体に丸窓が付いており、それが開いたり閉じたりしています。実は裏側に光電管が取り付けられており、直接日光が当たったところはカメラの絞りのように窓が閉じられ、影になったところは開きます。つまり、人間の瞳と同じような働きをして、室内の光量を一定の保つという、画期的なビルになっています。

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 これが、裏側から見たところ。光とのやり取りを差して付けられたニックネームは「対話するビル」です。

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 その10階にはエレベーターで上ります。モンパルナスタワーと比べるとさすがに高くはありませんが、セーヌ川を間近に見下ろせる楽しい空間です。ここの良いところは研究所が開いている時間帯なら無料で自由に上れることです。しかも、エレベーターに入る時も職員が愛想よく挨拶してくれました。

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 ここの1番の見どころは、何といってもノートルダム大聖堂。正面からの優雅な姿とは全く違った、裏側の豪快なフライングバットレスの全容を見ることが出来ます。

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 ゴシックの大聖堂と、それ以前のロマネスク式の教会建築との決定的な違いは、内部空間の広さと明るさにあります。ロマネスクだと、建物の重量を支えるための厚く頑丈な壁が必要になり、大きな窓も造れず高さも制限されていました。

 しかしゴシックでは、その重さを支える支柱を外に出してしまいました。その支柱が円を描くようにガーブするフライングバットレスです。

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 これによって、壁は薄く出来る上に、イラストを描いた大きな窓も造ることが出来ました。ステンドグラスの誕生です。こうして大聖堂の室内は光の空間に変化して行きました。ノートルダム大聖堂のフライングバットレスも見事ですね。

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パリを見下ろす モンパルナスタワーから見る市街

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 街を知るには高いところから見晴らすのが一番。それでモンパルナスタワーに昇ってパリの街を見下ろしてみた。このタワーは56階まではエレベーターですっと上がれ、そのさらに上の59階までは歩いて上れる。ここまで来ると高さ210m。パリ市内では最も高いビルです。従って324mのエッフェル塔もそれほど高く感じません。

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 タワーは南に位置しているので、ここから見下ろすと、パリのおもな名所はだいたい北から西にかけて見つけることが出来ます。北側から見て行きましょう。まずはノートルダム大聖堂。パリ発祥の地シテ島に建っています。1163年着工の、初期ゴシックの代表的建築物です。

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 まるで建築途中のような大胆なデザインの建物が、ポンピドー芸術文化センター。コンペで、レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースの2人の建築家が選ばれ、1977年に完成しました。20世紀芸術の殿堂となった国立近代美術館が入っています。

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 手前の大きな教会はサン・シュルピス教会。この教会は知りませんでしたが、上から見るとノートルダム大聖堂にも負けないくらいのスケールを誇っています。大ベストセラー「ダヴィンチ・コード」では、この教会に聖杯のありかを示すキーストーンが隠されていることになっており、本のファンが近年多数訪れているそうです。教会では小説の中身は事実無根としているとか。

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 タワーのほぼ真下くらいに見える緑地がモンパルナス墓地。サルトルとボーボワール、モーパッサン、ボードレールなど著名人の墓がいろいろあります。

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 ぽっかりと北に向けて深い溝のように通っている道がレンヌ通り。前回紹介した路線バス95番はここを通ってルーブルに向かいます。通り突き当たり右側の塔はサン・ジェルマン・デ・プレ教会。パリでは珍しいロマネスク様式です。

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 そのずっと奥(北側)にあるのがサクレ・クール教会。独特の姿はビザンチン様式です。でも、完成は1919年とかなり新しい。

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 少し西側に目を移すと、コンコルド広場が手前に見えます。エジプトから贈られたオベリスクが目印です。タワーに昇ったのが午後7時ころだったので、かなり建物が西日を浴びて赤みを帯びています。

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 金色に輝く4つの柱を持つアレクサンドル3世橋が手前、その先にドーム式の屋根を持つグラン・パレが見えます。どちらも1900年のパリ万博の時に建てられたものです。

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 手前側の金色クーポラはアンヴァリッド、左奥には凱旋門が見えます。

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 アンヴァリッドは、ルイ14世時代の建物ですが、今ではナポレオンの墓のある場所として有名になりました。軍事博物館も併設されています。

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 凱旋門はこうして見下ろすと小さく見えますが、ナポレオンの「世界最大の門を造れ」との命令で1806年に着工されたものです。ただ、完成したのは30年後。ナポレオンはそのずっと前に失脚してセント・ヘレナ島に流刑となり、死亡。それから19年も経っての遅すぎた完成でした

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 長い線路が見えます。はっきりとはしないんですが、多分地下鉄6号線の地上露出部分かと・・・。

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 やっとエッフェル塔まで回ってきました。その後ろに連なるビル群はラ・ディファンス地区の高層ビルです。新宿副都心を連想させる雰囲気ですね。

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ルーブル美術館のある風景  内から外から

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 パリの街を見下ろすと、美しい風景が広がりますが、中でもセーヌ川沿いに一段と豪華な宮殿が認めることが出来ます。それがルーブル美術館のあるルーブル宮殿です。

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 通常は地下鉄駅のあるリヴォリ通り側から美術館敷地に入りますが、今回は逆のセーヌ川方面のカルーゼル橋を渡って入りました。その入り口にはこんな立派な彫刻が飾られてありました。モンパルナス方面からモンマルトルまで行く路線バス95番に乗れば、バスに乗ったままこの入口を入り、敷地内を通過して行きます。地下鉄との共通切符で乗れます。

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 敷地に入るとすぐ、カルーゼルの凱旋門が目に入ります。

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 ドゥノン翼側からリシュリュー翼を見ると、こんな風にピラミッドが2つ重なった形になります。美術館の総合入口となる大ピラミッドは有名ですが、その周りに3つの小さなピラミッドがあるのは、意外に気付かない人も多いようです。高さ21m、底辺面積33平方mの大ピラミッドは完成当時は景観論争が巻き起こりましたが、今では定着したようですね。

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 リシュリュー翼にはカリアティード(女像柱)が刻まれています。ピラミッドとのコラボもちょと面白い。

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 アップしてみました。とても上品な女像ですね。

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 エスカレーターに乗って美術館に入ります。

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 ここには階段もあります。もともとは12世紀に造られた城塞だったルーブルですが、今ではこんなモダンな螺旋階段が客を迎えてくれます。

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 館内に入ってドゥノン翼1階で野球選手発見! と思ったらヒュドラを退治するヘラクレス像でした。

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 2階に上がる階段。こちらはクラシックな感じ。踊り場の半円形のレリーフはチェッリーニ作「フォンテンブローのニンフ」。フィレンツェ・シニョーリア広場ロッジアにある、生首を持ったペルセウス像も彼の作品でしたね。

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 階段を上がって、サモトラケのニケ像が奥に見える部屋にはダヴィッドの大作「ナポレオン1世の戴冠」があります。この絵の前もいつも人だかりがしています。この宮殿が正式に美術館になったのは1789年のフランス革命以後で、ナポレオンによって一時は「ナポレオン美術館」と命名されたこともありました。ルーブルの歴史の中で、ナポレオンは欠かすことのできない人物です。

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 あちこち見て回っているうちに、外はすっかり暗くなっていました。シュリー翼3階からの見晴らしです。遠く中央付近にライトアップされているのがカルーゼル凱旋門。左奥にはエッフェル塔も光っています。

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 ルーブルは英仏100年戦争によって英国軍が占領した時代は牢獄に使われたりしました。その後1546年、フランソワ1世がルネサンス風に新築して大変革が行われましたが、その当時の姿が残っているのが、ここカリアティードの間。女像柱が素晴らしい。

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 閉館時間になってしまいました。ピラミッドから外に出るとき撮ったガラス越しのリシュリュー翼。雰囲気ありますよね。

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 外に出て、見上げる角度でもう一度。昼の建物とはまた違った風格が漂っていました。

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