よさこい讃歌2015・・・刻まれた記憶⑦ 郷人、鴉、ファントム、破天荒、踊りんちゅ、躍動、しん
よさこい特集の最終回は、「飛翔-ジャンプ」で終わりたいと思います。
演舞を見ていて思うのは、どのチームもどの踊り手も、ジャンプの際には、大地を踏みしめる足にグンと力が入ります。
体が一瞬圧縮したように縮こまり、弓を引くかのように腕を後ろに引き絞り、全身で宙を目指します。
体が浮き上がった時、彼らの目には、それまで見ていた地平とは違った、高みの世界が飛び込んできます。
だが、その時間はほんのわずか。あっという間に彼らは地面にたたきつけられます。
高さが高ければ高いほど、その衝撃は大きくなり、足への負担は増します。
でも、彼らは決してジャンプを放棄しようとはしません。
食いしばる歯、空に向けた目の光、高みに達しようとする時の歓喜の笑み
瞬時に戻る地上での、引き締まるほほ。そんなわずか数秒のドラマが、たまらない魅力でもあるのです。
去年も、今年も、そして来年も。空へ、宙へ、未知の世界へ。
そんな彼らの不撓不屈の姿を見たいがために
胸ときめくストーリーを紡ぎ出す
よさこいの現場に、また足を運ぶことになるのでしょう。
けがで、昨年中に終わらせるはずだったよさこい特集が、大幅に遅れてしまいました。これが最終回です。次週からはベルリンの華やかな光と、歴史の影を追って旅したレポートを連載する予定です。よろしくお願いいたします。
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