シチリア パレルモ

さようなら 愛しきシチリアの大地よ・・・パレルモ⑭

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 パレルモ滞在最終日。こうして旅の終わりが近づいていることを感じながら、ホテルの窓から沈みゆく夕陽を眺めている。

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 短い間でも、過ごした土地への哀惜の念が、ジワリとこみあげてくる。

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 紀元前からめまぐるしく他民族の支配が入れ替わり、そんな中でもたくましく独自の融合文化を形成してきたシチリア。

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 だが、近代では、先進的な繁栄によって築かれた、明るさにあふれた北イタリアのブランド性とは対照的に、南イタリアは暗く後進的なイメージに甘んじてきた。

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 しかし、この地にはオレンジに色づいたパレルモの空のように、温かく、心優しく、底抜けに情の厚い人々が住んでいた。

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 通算でもわずか10日間の滞在だったが、各地で触れ合った人々の優しい眼差しは、私にとって忘れられない思い出として、心に刻みつけられた。

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 さようなら パレルモ

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 さようなら シチリア








 











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パレルモの変わった風景巡り・・・パレルモ⑬

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 パレルモの街では、いくつか面白い場面に出会った。そんなあれこれを紹介しよう。

 自転車屋通り。市中心部のマグエダ大通りから少し西に入った通りには、自転車がずらりと並ぶ道があった。

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 ここには何件もの自転車屋がまとまっているらしい。

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 また、別の通りでは、金物を扱う店が。あらゆる日用金物をずらりと並べていた。

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 ポリテアーマ劇場近くの広場を通った時に出会った、アフリカ系住民の歌う集会。日曜日ごとに集まって踊り歌っているとか。

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 ジェズ教会からの帰り道、こんな大きなイラストが壁一面に描かれていた。なんの怪獣?

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 あちこちで見かけたのは観光馬車。馬たちがなぜかみな帽子をかぶっていた。馬が日よけを要求したわけでもないだろうに・・・。

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 ヤシの木はどこででも見かけた。やっぱりシチリアは南の島!

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 ドメニコ教会前の広場では、路上バンドが強烈なビートを響かせていた。

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 夜の通り。最後の夜、夕食後に散歩した道。街の中心部なのにとても静かで、かといって危険な感じもまったくしなかった。

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 この辺は二階部分がせり出して宮殿のような造り。

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 モンレアーレに行った時、コンカドーロと呼ばれるパレルモを見下ろす素晴らしい景色の見える高台で、そんな景色は見飽きたとばかり、べったりと寝そべっているワン公2匹と出会った。やっぱり犬は犬。

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 と、思ったら、すぐ近くの広場では犬たちと同じ格好でお昼寝中の女子2名に遭遇。犬も人もそうは変わらないものかも・・・。




















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さまざまな様式が混在するカテドラーレ・・・パレルモ⑫

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 カテドラーレ、いわゆる大聖堂はヴィットリオ・エマヌエーレ通りの、パレティーナ礼拝堂への途中にある。創建は1184年だが、今日まで何度も改修を重ねてきたため、イスラム、ノルマンなど様々な様式が複合的に組み合わされている。

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 中央の丸屋根は18世紀後半と、比較的近代に建築されたものだ。

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 内部はかなり広い。中でもすっぽりと開いたクーポラの丸い空間が印象的だ。

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 主祭壇の前に下がるランタンが面白い。

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 奥の方に銀製の聖遺物箱。守護聖人ロザリアのものとか。

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 キリスト磔刑像。それを見上げる人たちがいる光景は、意外に珍しい。

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 貴重なラピスラズリを使った、秘跡の礼拝堂。

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 こちらは聖母子像。ふんだんに金を使った装飾がまぶしい。

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 と思ったら、こちらは銀製の聖母像。

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 廊下からは、最奥部の方はかすんでしまう感じだ。

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 天井には、部分的に昔のモザイク画が残されていた。

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 外に出てきた。本当によい天気。

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 年代の違う塔が並んで立っているのも、パレルモならではの風景。

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 巨大な山車のようなものが庭にあった。祭りか何かの時に使われるものなのだろう。






































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モンレアーレ大聖堂にはアダムとイヴも・・・パレルモ⑪

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 モンレアーレ大聖堂の左右の壁面には、新約、旧約の聖書の物語が描かれている。旧約聖書、創世記の物語を順序に見て行くと、まずはイヴの誘惑。下段にはイサクの犠牲の絵も。

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 こちらは、カインとアベル。

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 となりは楽園追放。アダムとイヴがエデンの園から追い出されてしまう。

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 ノアの方舟。船には家畜たちも積み込まれている。

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 別の壁面には、キリストの物語。庶民を救済するキリストの姿。

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 1つの壁面に沢山の場面が描かれた場所。中段右側には最後の晩餐の場面が見える。

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 壁面だけではない。柱頭にも細かな細工がなされているのを見つけた。

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 これも何かの物語を表現しているのだろうか。

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 あまり上ばかり見上げていて、首が痛くなってしまった。外に出ると、出口売店わきにこんな大きな像があった。これは何だろう?

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 大聖堂裏側に回った。正面と違って、後陣外壁はアラブノルマン様式の見事な造形が見られる。

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 独特な装飾は、他の地域ではなあれかなか見られないものだ。

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 そして、この高台から見下ろせるのがコンカドーロ。黄金の盆地と評されるパレルモの街並みだ。広々と、強い日差しに輝く盆地の表情は、実に美しい。























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モンレアーレ大聖堂の巨大なモザイクを見る・・・パレルモ⑩

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 ヨーロッパへの旅から帰ってきました。当面はシチリアの連載を継続しますが、その後、新しいヨーロッパの風景をお届けする予定です。よろしくお願いいたします。

パレルモをしのぐ大規模なモザイクがあるというモンレアーレに出かけた。バスはパレルモ中央駅前のローマ通り四つ角から発車する。ただ、停留所の標識も何もない。ホテルの人間に聞いて行ったのでどうにか分かったが、バスが来るまでは不安が残った。

 出発すると、猛烈な混雑状態の道路を断続的に発停車しながら進んでゆく。しかも。両側には、無法地帯のように乱雑に車が駐車してあるので、なかなか進まない。

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 1時間近くかかってようやくモンレアーレ到着。だが、停留所からすぐに大聖堂がある訳ではなく、たまたま同乗していた観光客グループの後についてようやく大聖堂に辿りついた。

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 正面はフランスのゴシック建築のような圧倒的な迫力がある訳ではないが、一旦中に入ると絢爛豪華な“楽園”が待っていた。

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 後陣中央に大きく堂々と入館者を迎え入れるのはキリスト像。ここは非常に大きいのだが、その一番手前から見てもキリスト像の大きさが強烈に目に飛び込んでくる。

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 このモザイク像は祝福を与える全能の主(パントクラトール)と呼ばれる。顔の大きさだけで3m、全長7mにもなる大きさだ。衣装の豪華さ。どことなく優しさを感じさせる表情に見える。

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 キリストの下には天使と使徒たちに囲まれた玉座の聖母子。

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 そして、その下には諸聖人たちが描かれている。

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 パレルモの王宮にあるパラティーナ礼拝堂は、交差部にドームがあったが、ここは後陣までさえぎるものがないため、聖堂に入ると同時に一直線にキリスト像と対面することになる。

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 この大聖堂の建設は1174年。1132年に着工したパラティーナ礼拝堂の少し後になってグリエルモ2世が命じた建物だ。

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 12世紀ころのシチリアはキリスト教を信仰するノルマン人の支配が始まっていたが、西部には多くのイスラム教徒が住んでおり、こちらを改宗させようとの大目的で、この建築に精力を注いだといわれている。

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 パラティーナ礼拝堂完成の実績があったことから、この大聖堂内陣のモザイクはさらに大規模で完成度も高い水準を誇っている。モザイク画の総面積は6340m。イスタンブールのアヤソフィアに次ぐ世界最大級の規模になっている。

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 その建設を命じたグリエルモ2世がキリストに祝福を受ける画もさりげなく描かれていた。

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 ノルマン王国には、様々な文化的背景を持つ人々が入り混じっていた。もちろんノルマン人はもともと他所者だし、アラブ、ビザンチン、ローマなど、この地には何度も他地域から来た支配者が入れ替わってきた。このシチリアがちょうど地中海社会の文化圏の境目になっていたということなのだろう。

 ただ、ノルマン王国は異文化を排除することはしなかった。それによって初めてこうした独特で壮麗な文化が生まれたのだろう。



































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白亜の空間で展開されるキリストとマリアの物語。サンタチータ祈祷堂・・・パレルモ⑨

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 パレルモ最大の彫刻家ジャコモ・セルポッタの代表的作品を見るために、ロザリオ・イン・サンタチータ祈祷堂に向かった。パレルモに入ってから彼の作品は何度かお目にかかったが、サンタチータが一番!と聞いて、やってきた。

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 主祭壇の横が入り口で、入ってみると両面の壁すべてを細かい彫刻が覆い尽くしていた。

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 左右の壁は聖書の物語。キリストの生涯を描いた彫刻がぎっしりと並ぶ。まずはキリストの懐妊が告げられる「受胎告知」。

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 妊娠を知ったマリアがエリザベートを訪ねる。

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 キリスト誕生の瞬間。このように1つ1つの物語が、枠に収められたように仕切って展示されている。 

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 神への報告。神殿奉献。

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 突然時は過ぎて、キリスト教は邪教とされてキリストは逮捕され、鞭打ちにあう。

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 自らが吊るされる十字架を担いでゴルゴダの丘へ向かう。

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 ついにキリストは磔となってしまう。

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 だが、その2日後キリストは復活する。

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 聖母マリアは天に昇り、冠を戴く。

 このように、波乱万丈の生涯を1つ1つ視覚化して分かりやすく像で見せている。その仕上がりが見事だ。優雅で軽快なタッチ。それに加えて素材の石の、薄くピンクに色づいた輝くような白。見入っているうちにあっという間に時間が過ぎて行った。

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 聖母戴冠の下には、レパントの海戦も描かれていた。

 こんなにも清廉な空間はそう滅多にないだろうと思わせるほど。しかも見学者は私一人という幸運な時間を、白亜の空間で味あわせてもらった。

 その後、隣にあるサンタチータ教会に回った。が、ちょうど閉館の時間だったらしく,司教さんがまさに門を閉めようとしていた。

 ところが、数人の中年女性が私を追い越して教会に入ろうとした。

 「もう、閉館ですよ」。「何言ってるの。私たちははるばるローマから来たんだから、少しでいいから見せてちょうだいよ」。

 ご婦人たちの勢いに押されて、司教さんは「じゃあ、ちょっとだけ」と門を開けてくれた。

 ご婦人たち、わたしを振り向いて「ジャポネーゼも一緒に、ね」。

 おかげで私も教会に入ることが出来た。

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 ここもセルポッタによるスタッコ装飾の礼拝堂。

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 ただ、こちらは素材が違うのか、茶色っぽい色彩だ。

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 天井には「聖母被昇天」の絵がのびやかに描かれていた。

 本来なら見ることが出来なかったものをしっかり見ることが出来たのも、力強いローマのご婦人たちと寛容な司教さんのおかげ。感謝、感謝です。

 シチリア編連載の途中ですが、明日から旅に出ますので、半月ほど連載はお休みします。帰国後はまたシチリアの続報、そして新鮮なヨーロッパの風景をお届けしたいと思っています。

 



































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「ゴッドファーザー」の舞台となったマッシモ劇場とマラソン大会・・・パレルモ⑧

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 パレルモには2つの大きな劇場がある。なかでも日本人になじみのあるのはマッシモ劇場だろう。というのは、この劇場は、日本でも大ヒットした映画「ゴッドファーザー」で、劇的なシーンが撮影された場所だからだ。

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 それが、玄関正面の大階段。

 マフィアのコルレオーネ一族の子供でオペラ歌手となったアンソニーの公演がこの劇場で行われた。

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 興奮さめやらね中で、家路に着こうとして階段を下りる一行に凶弾が発射され、娘メアリーの命が奪われてしまう。

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 階段に泣き崩れる父マイケル。アル・パチーノの演技を今でも思い出すことが出来る。

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 1897年完成のこの劇場は、ネオクラシック様式の堂々たる姿。客席数3200と、当時はパリ・オペラ座に次ぐ有数の規模を誇っていた。

 ただ、20世紀終盤に20年余の修復期間があり、実は、あのゴッドファーザーの映画製作はその修復期間だったため、劇場内のシーンは別の劇場を使ったのだという。

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 劇場横のテラスが開いていたので、モーニングコーヒーを1杯。ポカポカと、とても気持ちの良いひと時だった。

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 また、ルジェーロ通りを北上して行くと、もう1つの大きな劇場が右手に見えてきた。こちらはポリテアーマ劇場。1874年完成と、マッシモ劇場より早く完成している。建物はローマのパンテオンに似た形で、脇から見ると屋根がなだらかなドーム型になっているのが分かる。また、ファザードはパリの凱旋門風。

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 屋上に4頭立ての2輪馬車ブロンズ像が載っている。

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 ちょうど逆光になって、馬たちの躍動するシルエットが素晴らしく見えた。

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 同劇場を通り過ぎて行くと、大通りの交通規制が始まっていた。「何があるの?」と、警察官に聞くと、「マラソンが始まる」という。ほどなくして、遠くのリベルタ通りのスタート地点辺りから一斉にランナー集団が走ってきた。

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 ただ、ランナーといっても走りの形は様々。

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 こんな親子連れだったり、

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 肩車の散歩気分だったり、

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 中には泣き出した赤ちゃんを乳母車で押しているお母さんも。そんな、和気あいあいの、楽しさいっぱいの風景が、日曜の朝にピッタリだった。

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 いやいや、それだけではなかった。散歩状態の一行が通り過ぎた後、本格的なマラソンが始まった。さすがにこちらは全力疾走。選手たちは颯爽と走り去って行った。































 




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ピカピカトマト(バッラロ市場)とギラギラ教会(ジェズ教会)・・・パレルモ⑦

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 中心街のマクエダ通りから西に折れて行くとバッラロの市場に着いた。先日紹介したヴッチリア市場よりもこちらの方が規模も大きく賑わっていた。

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 異文化の混じりあう街だけに、民族も様々。

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 果物類は、本当にまぶしいくらい鮮やかな色をしている。

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 魚屋さんがさばいている長い魚は何?

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 イタリア人には欠かせないトマトは見事にピカピカ!

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 ぶらぶらしているうちに方向を見失ってしまい、近所の人に尋ねてやっとジェズ教会にたどり着いた。外見は全く質素な造り。

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 ファザードには「グロッタ(洞窟)の聖母」があった。でも、なぜシチリアで洞窟?

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 中に入ると、外からは全く想像できない豪華な装飾が待っていた。イエズス会が、パレルモで最初に建てたのがこの教会。スタッコ細工といって、大理石を象嵌細工で装飾したものだ。

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 天井にはフレスコ画。第二次世界大戦で破壊されたが。長年の修復作業で見事によみがえった。

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 ローマやヴェネツィアなど、イエズス会の教会はどこも豪華なバロック尽しだ。宗教改革などで屋台骨が揺らいだ時代の、カトリックの反転攻勢の象徴としてのイエズス会の教会には、圧倒的な意志の力が溢れているのが感じられる。

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 ホテル近くに戻り、サンタ・アンナ教会の前を通った。どっしりとした重厚なファザードを持つ教会だ。

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 ファザードにあった迫力満点の像。

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 その前の広場で、手芸品の市が開かれていた。近所の人たちが楽しそうに品定めをしている風景が微笑ましかった。




















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もう1つのビザンチン美術の傑作・マルトラーナ教会・・・パレルモ⑥

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 沢山の彫像が立つプレトーリア広場の南、がらんとしたベッリーニ広場に古い2つの建物がある。奥の方の建物、マルトラーナ教会に入った。1143年建設という古い建物の外見は、崩れ落ちそうと思えるほどの姿だが、中に入ってびっくりした。

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 全館が黄金のモザイクで埋め尽くされる驚異の世界が、そこに広がっていた。

 この教会の設立者は、12世紀のシチリア王国海軍提督ジョルジョ・デイ・ダンティオキア。初代国王ルッジェーロ2世の重臣だった人物だ。

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 その人物が描かれたモザイクが、入口すぐの左側にある。「聖母マリアの足元にひれ伏すダンティオキア」。あれまあ、描かれた姿はまるで亀。教会を造った人間なんだから、堂々とした姿でもよいのに、と思うのだけれども、まさに「ひれ伏す」形で畏まっている。なぜこれほどまでに平身低頭の格好を?

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 そのヒントが、その絵と対をなすように、入口右側に掲げられた絵にあった。

 こちらは「キリストに戴冠されるルッジェーロ2世」。当時はたとえ王であってもキリストと目を合わせるどころか、一段下の位置に描かれるのが常識だった。

 ダンティオキアは国王の家臣なのだから、さらに下の位置にいなければ、国王からにらまれてしまうことになりかねない、ということだったようだ。

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 さて、中央ドームを眺めてみよう。全知全能の神・キリスト像がクーポラの中心にどんと構える。その周囲には4人の大天使。だけど、この4人、他の教会の絵とは違ってくにゃくにゃ、四つん這い。リラックスしているというか、寝ているというか。

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 部分的に平らになった壁面は、キリストと聖母マリアの生涯を描く絵が。これは「受胎告知」。上の写真でくにゃくにゃしていた1人、大天使ガブリエルがマリア目がけて聖霊の象徴であるシロハトを飛ばして仕事中。

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 こちらは幼子キリストがお参りに行く「神殿奉献」の場面だ。

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 ドームを支える柱のアーチ状の部分にも絵がある。左側は「キリストの誕生」。頭上に輝くのは彗星!?

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 その反対側には「聖母マリアの死」が描かれる。聖母の魂をキリストが抱えて天国に運ぶ様子だそうだ。

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 その他、福音書記者、

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 聖人たち

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 天使など、いろいろな像が天井狭しと展開されている。

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 正面祭壇を見てみよう。中央の大きな器はラピスラズリの聖甕。その上にキリスト昇天の絵が置かれ、

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 上のクーポラににも鮮やかな彩色の絵が描かれている。

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 狭い空間だが、びっしりと椅子が並べられているので、そこに座って頭上の“天国”をじっくり眺めれば、至福の時間を過ごすことが出来そうだ。

 ただ、あまり熱心に眺めていると、肩が凝り、首が痛くなるのでご用心!

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 この教会の右隣にあるのはサンカタルド教会。赤い3つの球形の屋根が特徴的。ハーレムに使える宦官がかぶる帽子を模したものと言われており、イスラム支配を経験したシチリアならではの風景だ。

 831年から、1072年のノルマン人の征服まではイスラムの支配下にあったため、この時代は建築における基本的な装飾はイスラム美術に基いたものになっている。












































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だまし絵、市場、ドメニコ教会・・・パレルモ⑤

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 ダッシジ教会を出て、ふと右手を見ると,何やら人が出入りしている。

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 手前のドアでは、女性が驚いた表情で外に飛び出しそう・・・。

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 一方、先のドアでは、帽子の男性が室内をうかがって・・・・。と思ったら、どちらも壁に描かれただまし絵だった。

 こんなユーモアを何気ない場所に仕掛けているシチリア人って、なかなかのセンス。

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 その通りを少し北上すると、市場にぶつかった。ヴッチリアの市場だ。パレルモ市内でも1番古い市場だという。私が行った時は朝方だったので、まだ人は少なかったが、食材が所狭しと並べられたいた。

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 果物はつやつや。

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 魚は頭としっぽを結んで、いかにも跳ねまわっているかのような陳列法だった。

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 店の大将が、客に魚の調理法を伝授していた。

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 市場を出ると、サン・ドメニコ教会の広場に着いた。

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 広場には何体もの彫像が並ぶ塔が立っている。

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 中に入ってみた。沢山のシャンデリアがぶら下がって特徴的。

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 旗を持ったキリスト?

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 非常に美しかった女性像。

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 かと思えば、キリストがあまりにものけぞりすぎて、可哀そうの気持ちよりも、どうしたんだい!と声をかけたくなるピエタ像もあった。

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 広場にはヤシの木が茂り、いかにも南国のムードが一杯だった。






































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